2012/03/31(土)00:55
悪魔を憐れむ歌
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1997年【米】Fallen
グレゴリー ホブリット監督(「ブラックサイト」)
『連続殺人犯リースを処刑室に送りこんだ刑事ホブズ(デンゼル ワシントン)。だが死刑執行の直前、リースは「俺は自由になって戻ってくる」と言い残す。そして、その言葉を裏付けるかのように、リースの犯行を真似た殺人事件が次々に起きていく。しかも渦中にあるホブズ自身が容疑者にされつつあったのだ。だが、やがてホブズはこの一連の事件が、信じ難いことに悪魔―何者かの霊―のものであることを知る。敵は次々といろいろな人間に乗り移りながら、確実にホブズに迫っていた……。』(allcinema online より)
(Gyao で配信しているのを視聴。)
この映画好きなんだ☆
オカルトもこんなにお洒落になるんだ、という見本のような?映画だ。
ストーンズの曲“Time is on my side”を口ずさむアザゼル(堕天使が悪魔になった奴)、
次々に人々が接触することで移っていくシーンは、
ワクワク、ぞくぞくする。
さりげなくそこに存在していた同僚や通行人に彼が入った瞬間の演技、
CG使わないでもこんなにおもしろくて怖いシーンができるんだね。
ひとさまの感想コメントを読むと、
派手さのないところや、
「ペンタグラム」という既存の作品がベースになっている点などが評価を下げてか、
感性に訴えないという人も多いようだ。
でも私にはグーだわ。
デンゼルと、可愛い猫くんが出てることもかなり影響しているとは思うが。
またある人の感想コメントを読んでピンときたことがある。
劇中ホブズ刑事が読む研究書に
「悪魔は善意につけいるから善行を隠せ…」というような箇所がある。
人並みはずれた正義感と高潔な人格を持つホブズ刑事は、
悪魔に目をつけられ、付け狙われるのだが、
「エミリーローズ」を観た時に、
よりによってどうしてこんな敬虔な娘さんが憑かれるのかと思ったが、
堕天使の悪魔は神への復讐のために人間に悪さをする。
敬虔だからこそ標的と映り、狙われるのかもなぁと妙に納得してしまった。