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カテゴリ:万葉集の花たち
次は第1656首、第1660首、第1661首の梅の花を詠んだ歌3首です。
1656;大伴坂上郎女が作った歌です。 「酒杯に梅の花浮かべ思ふどち飲みての後は散りぬともよし」 ※_盃に梅の花を浮かべ、親しい者どうしで飲んだあとは、散ってしまってもよい。と歌っています。 1660;大伴駿河麻呂(おおとものするがまろ;奈良時代の公卿)が作った歌です。 「梅の花散らすあらしの音のみに聞きし我妹を見らくし良しも」 ※_梅の花を散らす嵐、その音だけで噂に聞いていた貴方にお逢いできてうれしい。と歌っています。 1661;紀小鹿が作った歌です。 「ひさかたの月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君」 ※_ひさかたの月夜が清らかなので、梅の花のように心も開けて私が思う君よ」と歌っています。 ここまでで万葉集巻第八が終了、次から巻第九に入ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年08月14日 07時23分38秒
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