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カテゴリ:万葉集の花たち
次は第1694首です。柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ;飛鳥時代の歌人)が鷺坂で作った歌です。
「栲領巾の鷺坂山の白つつじ我ににほはね妹に示さむ」 ※_栲領巾(たくひれ)の鷺坂山の白つつじよ、私の衣に染みついてくれ、帰って妻に見せよう。と歌っています。「栲領巾(たくひれ)の」は栲(こうぞ)の繊維で作った衿の飾り布で、色が白いことから鷺(さぎ)にかかる枕詞です。「鷺坂山」は奈良市と京都市の中間あたりの京都府城陽市久世にある丘のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年08月16日 07時41分34秒
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