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カテゴリ:家
紹介第2弾です.
■主庭(敷石) 側庭トライアル後,いよいよ本命(?)の主庭造り挑戦です. まずはデッサン.主庭は大きいので2種類作りました. まずは側庭同様イメージデッサンです. 入口からクルマが入れる石畳のアプローチを兼ねて玄関へとつながります.そのアプローチを囲うように雑木を配します. で,工務店さんの図面を利用して,石畳や植栽の配置を検討します. 敷石の配列方法による見え方や必要数,植栽の樹種とその葉張りによる配置間隔等,きちんとした縮図を使用する事で精度の高い検討が可能です. デザイン検討しつつ,取り掛かったのが雑草掘り起こし. 何しろ造成から10年以上経過した土地なので,雑草の根はかなりしっかり定着しています.地上部だけを刈り取った所で,すぐさま復活してくる始末. ”根こそぎ”取っ払わないと話になりません. これが簡単じゃない. 根がびっしり詰まり過ぎてて,まともに掘り起こせないため,シャベルで四方を切り入れ,その一方から横向きにシャベルを突っ込み,ブロック上の根と土の塊を切り出します. 切り出した直後はカチカチの塊ですが,しばらく風雨にさらすと崩れてくるため,ゴムハンマーでバシバシ叩くと,土と根に分離できます. 下の写真,右側に写っているのが分離された雑草の根.これはBBQコンロの上で燃やし,燃えカスの灰は肥料として畑候補の部分に投入,を繰り返します. いや,この作業がしんどい,しんどい.土と根のブロック切り出しが思いの外体力を使うんです(ちなみに作業季節は夏).特に最初の頃は,残りの面積を見ると気がめいるので,できるだけ[既に切り出した領域が目に入るような立ち位置で]作業をしました.(しかし振り返らざるを得ない事はある訳で...何度心が折れそうになった事か) それでも秋頃には玄関付近までの掘り起こしを済ませ,敷石を始めました. 下の写真は裏動線.敷石はホームセンターで売っている600x300x60の御影石です. 玄関から道路側に向かっては約2%の排水勾配を付けてあります.(水糸で高さラインを出し,それにあわせて石を敷いていきます) この御影石,一枚約700円とお手頃価格なんですが,平面が出ているのは一面のみ.つまり裏面はデコボコなんです.なので,高さラインに合わせるの,結構苦労しました.一枚当たり倍位のお金が出せれば,両面平面の石が買えるんですけどね... ところで,この石,一枚15-20kg位あります.なので,そうそう連続して敷けません.集中力が欠けてくると作業中に隣の石との間に指を挟んだりしますので.(重量があるんで,チョットの勢いがものすごい力になる...)軍手は必ずはめて作業しましょう. こちらは表動線.地元産大谷石です.写真に写っているのは,もともと民家の塀だった石.クルマが突っ込んで塀が壊れ,その亡骸(?)を再利用させてもらいました.割れた大谷石も向きと長さを上手く合わせて敷く事で収まりの良いデザイン(になっているのかな?)に敷けた...と勝手に思ってます. デッサンと違う敷き方ジャン,と突っ込まれた方,鋭いご指摘です.最終的には,入口付近は横敷き,奥に行くと縦敷き,というデザインとしました.これは家の入口に立った時,入口付近には広がり感を与え,かつ玄関までの奥行き感も与える事ができるのではないか,との考えによります. 更に追加の大谷石が手に入りました.今度は蔵の解体によって出た廃材(私にとってはお宝なんですが)です. 約40本の石を譲って頂けたのですが,輸送は自分達で行わなければなりません. 1本60~90kgの石を軽トラで何往復もし,ヨメさん協力のもと家まで運び入れました. 約40本をひたすら敷いていきます. 敷石の構造はこんな感じ. 地盤安定化の為に砕石突き固め,高さ調整の為にふるいにかけた土を盛って石を敷きます. 石を乗せるとその重みで土がつぶされる為,その沈みシロを上手く見積もる事が重要デス. この作業は,裏動線の御影石敷きより更にハード.1日3-4本敷けば身体が動かなくなります.(笑) コツコツと毎週末作業を進め,玄関まで到達しました.年は明け,春がそこまでやってきていました... ...ところで,キレイに並んでいるようですが,チョット失敗が. 2%勾配をつけて,と書きましたが実は手前から2-3m地点が窪んでるのです. (平均2%勾配と言うべきか) 水糸で敷石高さの基準を出しつつ施工したものの,水糸のスパンを長く取り過ぎました. 糸が自重に負けてたわんでたんです. 気付いたのは敷石完成よりも遥か後.植栽も終わった大雨の日.局所的にできた水たまりで発覚.(汗) が,そこそこに水はけも良いので...というよりもう一回やり直す気力が全くなく,そのままです. 皆さん,水糸を張る際は”たわみ”に十分お気を付け下さい... さて更に,玄関奥の工事も進めます. このスペースは砂利敷きがメインです. 玉砂利はウチには豪華すぎるので...砕石です. サイズが砂~石までまちまちなので,ひと手間加えます. 適当な目のフルイにかけて,細かいモノは下地として使用し,荒いモノを表面に敷きます. こうする事で石の大きさがそれなりに揃い,見た目が(比較的)キレイになるかな,と. 以上,主庭敷石編でした. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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