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カテゴリ:家
我が家を建ててもらったヨシダクラフトさんと天井高さの話で盛り上がりまして.
ウチにも建築基準法上,居室ギリギリの天井高さネタがあるんで,ブログで紹介することにしました. ■和室の天井高さ2m13cmは,目線高さ合わせを[目的]とした[結果]だった.
リビング和室,ダイニング洋室というデザインの家は多いと思います.自分もそういう家に住みたいと思ってました. 一方でこれまでに住んだ社宅のリビング和室ダイニング洋室には[違和感]があったんです.
~それぞれの部屋にいる人同士の目線高さが合わない.ざっくり40cm位のズレがある.
実はそれだけじゃないんです.目線って,つまりは体勢ってことで.体勢って,つまりは周囲のモノ配置ってことで.テレビ,オーディオ,本棚,携帯,ティッシュ...体勢(目線高さ)に応じた適切な高さがあると思うんですが,一つの空間に40cmズレた目線高さがあると,モノもいずれかの体勢に合うよう配置される事になり,もう一方の体勢にとっては不自然な配置となってしまいます.
だったら家の造りで目線を合わせれば良いじゃん.和室側の目線が40cm低いんなら,その分床をあげちゃえばいいじゃん,と.ちなみに40cmという高さ,洋室にある椅子の座面高さから導き出しました.お尻の高さを合わせれば,目線高さも合う,との考えです.
これでリビングダイニング空間の生活品レイアウトは洋室セッティングで統一感が出るはず.それはつまりリビングダイニングの天井高さも洋室セッティング統一で違和感がないはず.
複数の家に住んだ経験から導いたイメージには何か確信のようなものがありました.吉田さんには随分心配かけましたが,[大丈夫,やっちゃってください]って事で建築基準法として居室となる最低天井高さ2.1mに3cmの施工マージンを乗せて2m13cmの和室天井ができあがりました.
果たして結果は,予想通り.何の違和感もありません.むしろ目線高さの一致のおかげでダイニング側からリビングのテレビを普通に見れたり,ダイニングテーブルとコタツをくっつけてパーティテーブルにできたり,和洋空間の一体感が生まれたように思います.
家族にも聞きましたけど,[別に~]とか[馴れかな?気になんない]との反応です.[どっちかって言うと椅子と同じ高さの床にいきなり寝そべれたり,カバン置けたり楽かなぁ]なんてコメントまで出る始末. つまりバーターがあって,身体の移動は昇り降りが生じますが,モノを置く時は中腰姿勢を取らなくてもいい,腰を下ろさずいきなり寝そべる事ができる.昇り降りが増えて中腰,しゃがみこみが減ってざっくりプラマイゼロって事で.笑
■で,和室での立ち姿勢だとぶっちゃけ2m13cmはどうなのよ?
これは想像を含めた回答しかできないです.和室で立ち姿勢のまま時間を過ごす事がないので.一つ考えられるのは,自分の立っている真上の高さは割と気にならないのではないかと.何故なら目は頭の上に付いてないから.立ち姿勢で視界に飛び込んでくる空間の天井高さで広さ感は変わるような気がします.
■じゃあリビングダイニングのような大空間じゃなくって和室単品での2m13cm天井はどんな感じ?
これは答えられます.4畳半和室があるので.とても落ち着いた空間ですよ.主観ですが.笑 百聞は一見にしかず.吉田さんを通して頂ければお見せしますよ. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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