どこまで続く?辛い海外生活日本人家庭での短いステイ後、今度リリーが選んだところは日本人のおねえさんとのマンションでのシェアー。多分、28歳くらいの人だったのだと思う。 2LDKのお部屋の一つの部屋をリリーが借りて、一緒に住む事になった。 冷蔵庫もキレイに半分に分けられていて、一緒に住んでいるのに全てが別々だった。リビングルームは共同との事で、これでやっと落ち着けるのかなぁ・・と思った。 ところが・・(T_T) シェアメートのみかさんには、オーストラリア人の彼氏がいた。 家にいると、いつもリビングに2人でいて、リリーのいる場所がなかった。 当時のリリーは英語も全くしゃべれなかったし、何か二人で仲良くしているところに一緒にいるのはとても気まずく、リビングに一緒にいることができなかった。 今現在のリリーなら、きっと堂々と一緒に図々しくいると思うけれど、当時のリリーはかなりの控えめで、言いたい事も、もじもじして言えない性格だった。 夕飯も、みかさんが夜はキッチンを使っているから使えない・・しかも、何だかイチャイチャとリビングでしている時に、部屋から出て行けない(-_-;) そのうち、何だか自分はリビングは使ってはいけないんだっていう意識が強くなっていき、みかさんが仕事から帰ってくるくらいの時間になると、リリーは自分の部屋に閉じこもり、部屋から出なかった。 おなかがすいても、チョコレートやりんごとか、すぐに食べられるものを部屋に買っておいて、それを夕飯にしていた。 キレイ好きなみかさんは、リリーが学校に行っている間、リリーの部屋まで勝手に全部掃除していて、食べ物を見つけると、全部捨ててしまっていた。リリーが学校行っている間に(-_-;) そのうち、リリーは食べ物を引き出しやクローゼットの物と物の間に隠し、飲み物は、壁の絵の裏や窓の外にこっそり隠して置いていた。 なぜ外に食べに行かないかって? それは、親代わりのガーディアンに、当時16歳だったリリーは、夜の外出は禁止と決められたのだった。それが守れなければ、ホームステイを再びさせられる。ホームステイをまた経験するのであれば、ご飯が食べられなくても、何でもよかった。 そんなある日の夜中、リリーはあんまりお腹がすいていたため、みかさんが寝ている時、キッチンに行った。 自分で何か作ろうかと思ったんだけど、材料もないし・・ おなべに、みかさんが作った肉じゃがが余ってたの。。 みかさんの肉じゃがをこっそり食べてたのね。(←ドロボウ^m^) そしたら、みかさん起きてきて 「ちょっと~、何やってるの!!」 ってものすごく怒られて(T_T) 人の物食べたのは、とってもとっても悪いんだけど。 でもね、お腹が空いてたんだ~。 そんなこんなで、トラブル続き(T_T) もう、毎日が本当に苦痛でしょうがなかった。 その後、キャンキャンとの出会いがリリーを癒してくれた。 これが、キャンディー。 ずっと、ずっと、オーストラリアの辛い経験を一緒に頑張ってきた相方。 |