11日の日記
私の日記を読んでくれている皆さん、こんばんは。
久しぶりに日記を書きます。
今日の空は雨模様。
憂鬱な気持ちとは正反対なカラフルな色の傘をさして歩く、8時20分。
淡い桜色の紫陽花が雨をうけて静かに雫をしたたり落としているのを見ると、それは素敵な季節だと思えた。
もう、学校には間に合わない時間。
でも、焦って走ったりしない。
みんなみたいに時間に、学校に、親に、縛られたくないの。
時が流れるのを感じる気持ちは、腕時計の3本の針が示す時間なんかは見ないでこの紫陽花の葉が雫を落とす間隔で感じればいい。ほら、そうすると色んなものが見えてくる。
雨の匂いも感じる。
一人しかいないと思っていたこの場所に、色んな生き物がいることに気付ける。
今の私は、人間らしい。
人は時に自然を感じないと、生き物でなくなってしまう気がする。心が死んでしまうのだ。
だから、時に遅刻も必要だと思う。
今日はそんなことを考えた。