筋肉のお話筋肉についてのお話。筋肉にはよく速筋(白筋)と遅筋(赤筋)があるといわれるんですが、聞いたことがありますか? でも、本当は3種類あるんです。 正確に言うと、 筋肉は3種類の筋線維を適度にブレンドして構成されているのです。 タイプ1 いわゆる遅筋。 ウォーキングなどの有酸素運動で活躍する、スタミナがある筋肉。 長く運動が続けられます。 脂肪を代謝するために必要なミオグロビンやチトクロームという赤い酵素をたくさん含んでいるため、顕微鏡で見ると赤く見える。 そのため、『赤筋』とも言われます。 タイプ2aとタイプ2b いわゆる速筋。 瞬発的に大きなパワーを発揮できるけど、スタミナはそれほどない。 筋トレの主役になるのはこの2つの筋線維。 タイプ2aとタイプ2bの違い ズバリ、脂肪を上手に利用できるかどうか。です。 タイプ2b 糖質しかエネルギーにできない、速筋の中の速筋。 脂肪を使わないからミオグロビンやチトクロームもほとんどなくて、顕微鏡で見ると白っぽく見えるので『白筋』とも呼ばれてます。 タイプ2a 糖質も脂肪も両方エネルギーとして使える。 遅筋と速筋のちょうど中間の性質を持っている、スタミナとスピードを兼ね備えた万能選手。 ミオグロビンやチトクロームを適度に含み、見た目は赤+白で、ピンク色。 筋トレを習慣にして、筋肉にしばらく大きな刺激を加え続けると、 2bから2aへのタイプ変換が起こります。 ご存知、呼吸や体温維持などのために消費してくれる基礎代謝。 この基礎代謝の主役がタイプ2a(ピンク色)なんです。 筋肉にある体温を保つためのシステムの中に、 UCP-3 という、筋肉が特に働いていないときでも主に脂肪を使いながらせっせと熱を生み出しているおりこうさんな特殊たんぱく質がいるんです。 タイプ2aに最も多く含まれているんですね。 なので、筋トレで2aへのタイプ変換が起こると、基礎代謝が上がってくると言うわけなんです。 タイプ1は、主に脂肪を使う筋線維ですが、運動不足だとうまく機能しないんです。 いつも運動をサボっていると脂肪を燃やす仕組みがさび付いてしまうんですね。 なので、筋トレで刺激をしてあげることでタイプ1の本領が発揮され、脂肪がよく燃えるようになると言うわけです。 タイプ1は姿勢を保つために働く太もも・お尻・背中などの筋肉に多く含まれているので、立ったり座ったりして安静にしていてもじわじわ脂肪が消費されるようになるんですよ! チョット敬遠しがちな筋トレですが、少しはやる気が出てきましたか? 参考文献 ターザンより ジャンル別一覧
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