カテゴリ:世の中の出来事
先日、本田美奈子さんが亡くなり若い人の死は辛いと書いた。
が、何年生きていてもお別れは辛いものである。 女優の原ひさ子さんが亡くなった。 名前は知らなくても、日本人ならほとんどの人は顔を知っているはずである。 96歳の長寿を全うした死だった。 北林谷栄さんは今年94歳、お二人ともお若い時からおばあちゃんを演じている。 北林さんは少し剣のある鋭い感じがするが、 原さんは『ほんわか』といった表現が似合う代表的な日本のおばあちゃんだ。 徹子の部屋の中で『ウチのおばあちゃんに似ている』 とよく若い人に言われるんですよ、と話していた。 改めて拝見すると、お声がはっきりしている。 女優は声が大事だからと毎日お経をあげていたそうだ。 また日本語の美しいこと。敬語・丁寧語のの類が自然でなのである。 とにかく表情のひとつ一つが可愛いのである。 今年公開の映画にも出演していたと言うから、最後の最後まで現役だったのだろう。 優しい雰囲気とは違って、今は少なくなった明治女の持つ芯の強さを感じる。 女優になったのも、原さんの母親がこれからは女性も手に職を持つ時代と言っていて、 就職の一環だったそう。 だから裏方でも構わないと思っていたそうだ。 家族でTVを見て居た時に意識を失ったとのことだから 余り苦しまずに済んだのだろうか。 悲しいけれど、寿命を全うした方には お疲れ様でした、ありがとう。』と心から言える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/12/07 09:37:10 AM
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