2012/04/16(月)18:55
夜中の叫び声
23時に帰宅してベッドに直行。
うつらうつらし始めた時に、廊下の向こうからうめき声のようなのが聞こえてきた。
廊下の向こうにある部屋は父の部屋。
父はいびきや歯軋りをするんで、最初はまたそれかなって思った。
んでも、俺の部屋まで聞こえてくるって今日のはかなりの大音量だな~。
それでも始めはそれほど気にするほどの音量でもなかったんだけど、それは徐々に激しくなる。
最後には 「うわ、うわうわ~~~~~~~!!」
こうなると、以前に父は肺気腫をやらかしてるだけに、「しまった、またか・・・」、悪い事が頭をよぎった。
(肺気腫の時は息が荒くなって、今回のとは違うんだけど)
急いで父の部屋へ入ると、もうそれは叫び声に変わってた。
「どうした?大丈夫か?」
声をかけると叫び声は小さくなったけど、それでもまだ「う~~~、う~~~」とうめいてる。
体をゆすって声をかけると、少しして目を開けた。
「大丈夫か?」
「あ~~、気持ち悪い夢見てた」
「どっか苦しいとこないな?」
「あ~~、大丈夫、大丈夫」
開け放したドアから差し込む廊下の明かりに照らされた父の顔は少し汗ばんでて、一度開けた目は見開いたまま天井を見ている。
その顔を見てたら、どんな夢を見てたのか聞くのが恐い。
[この前の妹と姪の事故なんかがあって、気疲れしてんのかな]
そんな事を考えながら父の顔をのぞいてるうちに、思い直したように父は再び目を閉じた。
直ぐに寝息をたてたのを見て、自分の部屋に戻った。
今朝はもう、昨日の事を忘れてるような父。
あえてこっちからはどんな夢だったかは聞かないでおこう。
聞かなかった理由に宮部みゆきの「あやし」を読んでる最中ってのも有るんだけど・・・
タイムリー