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ピポ子は、いきあたりばったり!

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2006.12.12
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カテゴリ:iT's Me
不思議なものね・・・。
何かが動く時って、別れがつきものなのねえ。

「あまぞーら」が動き出してから、環境ががらっと変わった。
そして人との別れもやって来る。


ピポ子が以前お世話になっていた宇宙居酒屋「開運丸」のオーナーであり
ピポ子の第二の母と呼ばせて頂いてる「ママ」が
店を閉めて故郷の九州に帰られた。
店は繁盛していたのだけど、ママは次の仕事の準備と
お母様の面倒を見るという理由からだ。

今でも、ママと忙しく店を走り回っていた事を思い出すわあ・・・。

休憩の時は厨房にイスを置いておやつを頂いたり
お客様とおしゃべりしたり、余った食材で賄いを頂いて・・・
とってもおいしかった。
もう食べられないと思うと、悲しいのう・・・。
最後に店で働いたのはいつの事だったか・・・

忙しくなってから店に出れなくなってしまい、
いつが最後だったのかすら覚えていない。

物事には終わりがある。
それがいつであると認識出来れば、
じわじわと感慨深いものを感じる事が出来るかもしれないが
それがわからないと、そんな感傷に浸る間も無く
あっという間に過ぎてしまう。

人と人の別れは
そんな感じなのかもしれない。
ある日突然やって来る。


ママが遠くに行ってしまうというのは思いも寄らない事だった。
今の自分のバイト先から、ママの店まで
たった2つしか離れていなかった・・・
訪ねていこうと思えば行ける距離なのに。
いつも側にいてくれると思って
忙しさを理由に、店には行かなかったのだ。
だが、ママはそんな私のある意味勝手な安心感を拭う様に
遠くに行ってしまった・・・。

離れて分かる大事な人の心。

ママは私を心配し、私の仕事の成功をいつも祈っていてくれたのだ。
それなのに、たまにしか電話もしないで・・・
後になって悔やんでも遅いけど。


運が良い事に、旅立たれる前にママに会う機会があり
私は、白いレースのエプロンとハンカチセットを手渡した。
いつもおいしい料理を作っては
にこにこしていたママにぴったりだと思ったからだ。
レースというイメージではないちゃきちゃきさんだが
ママの今までの仕事っぷりに敬意を表して
「女王」のイメージでレースを選んでみた。

最後駅で私は思いきってママに心からお礼を言い
ママにすがって泣いてしまった。
ママは、優しく背中をトントン叩いてくれ
「いつも祈ってるからね。また会おうね、頑張って」
と何度も言った。
そして宇佐子を抱っこしてくれたのだ。


人と人との出会いは不思議だ。

前の前のバイトで起きたゴタゴタが
ママの店を紹介してもらう発端となった。
全ては偶然であり必然。
ママに会う為に、以前のバイト先でゴタゴタが起きたに違いない。
そう思う。


日常の出来事は気付くと一本の線で結ばれている。
人間は生まれた時から連載開始。
読み切り短編か、長期連載か・・・
それは、誰が決めるんでしょうね。







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最終更新日  2014.12.20 17:37:54
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