ひねもすのったのた

2011/07/11(月)22:21

かわいい旧開智学校

信州にいく(11)

松本城からちょっと歩いたところにある旧開智学校。明治9年に建てられた、日本で一番古い小学校のひとつで、重要文化財。すぐ隣に現在の松本市立開智小学校があります。 明治時代の代表的な擬洋風建築(日本の職人さんが見よう見まねで西洋建築っぽく建てたもの)で、地元の大工棟梁がデザインして作ったものだそーです。        うーん和洋折衷。西洋人から見ると面白かったろうなあ。 巨額にのぼる建築費の7割が、松本市民の皆さんの寄付で賄われたそうです。教育熱心な土地柄なのですねえ。         バルコニーの雲と天使のモチーフが愛らしい。このへん洋風。         校内の廊下。扉の彫刻は龍。このへん和風(笑)。上のは新しいけど、下の扉の龍はかなり古いもの。         教室です。オルガンなんかもあります。         照明がかっこいい! 学校とは思えないハイカラさ。         右手の階段は立ち入りできないんだけど、見上げてみるとすっごい急で上り辛そう…。         講堂。ステンドグラスなんかあるよー! 生徒用の机が年代別に並べてあります。 展示室には戦中戦後の教科書も並んでて、なかなか内容が興味深い…。 開けて一歩踏み出すと宙にほっぽり出されてしまう謎の扉(笑)。         在りし日にはこの扉の先には廊下があって、両隣りにずらーっと教室が並んでた模様。 思っていたより見ごたえあって、一見の価値ありでした!展示を見てると、洒落ててかわいらしい校舎に合わず、学校生活や勉強はなかなか厳しそうな感じられましたね…。 でも子守奉公に出されて学校に通えないけど学びたい子供たちのために、無料の子守教育所を開設したなんて話もあって。 生徒が皆子を背負って写ってる写真や、卒業の答辞の文章には心動かされます…。 学びたいという純粋な気持ちは美しい…。 なんてことにもっと早く気付いていれば、もうちっとはましな大人になれたかもしれないのになー(笑)。  にほんブログ村

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