Mr.H'sBLOG・・好日夢譚

2006/05/20(土)15:47

思い込み

雑感(161)

H氏もそれなりに、馬齢を重ねると、僅かな経験をベースに、勝手な判断をして、勘違いする事が結構多い。十数年前だが、神戸淡路震災の折、この辺りも、結構長い時間揺れた。寝床の頭の上の棚のものが、落ちてこぬ様布団を頭から被り、収まるのを待った程度だから、知れているが、それでも居間に行ってみると、仏壇の線香立てが飛び出て灰を撒き散らしていた。幸い食器棚も書棚のガラスも無事だし、どうってことないのを確認して、朝のテレビをつけてみると、差しさわりのない大阪でのスタジオ話が流れている。これは、てっきり関東方面での地震の余波位にしか思っていないから、NHKを見ても、その積もりで何故関東地方の映像を流さないのか、暫く合点がいかなかった・・実際神戸放送局も、宿直員が慌てて起きる映像の繰り返しのみで、街頭の夜明けをカメラもみせていたが、アナウンサーも「特に被害はなさそうです」程度しか最初は言っていなかった。結果はご存知の通りだった訳・・・ニューヨークのビル火災も、たまたまテレビで見ていたが、最近NHKを退社した、手島キャスターが例ののんびりしたアナウンス越しに、生中継を見ていたが、もう一機の激突の瞬間を目撃させられた。てっきり、取材の飛行機が気を取られて、操縦ミスしたのかと「馬鹿な事をする」と、あっけに取られて見ていた訳だが・・・。去年4月25日の尼崎列車衝突事故は、ラジオで聞きながら車を走らせていた。最初は踏み切り事故で車が突っ込み、怪我人が多少いる模様程度から、一人、二人、数人の死傷者と拡大し、自宅でテレビを見た夕刻には、すさまじい事故になっていた・・・数日後、友人とやむを得ぬ所用で、名神高速で現場近くを通りかかった際、クレーン車と、例の衝突されたマンションが横目にチラリと眼に入り、「亡くなった若い人達の霊魂はまだこの辺りに迷っている筈」と、友人共々思わず黙祷した途端、ハンドルの操作が不能となり、背筋が凍りついた・・・。尼崎インターにて降りる予定でスピードは落として居た為、友人も気がつかぬ程度だったからまだましだったが、本人は見えざる力と、ハンドルを奪い合っている恐怖と戦っていた訳で・・何とかインターに降りて停車し、ボンネットを開けて見ると・・・何の事、ベルトが切れてハンドルが動きにくくなっていただけ・・・、何もそんな瞬間・そんな場所で切れなくても・・と思ったが、全て本人の不徳と致す処・・JAFを呼び、結局、所用は友人に頼み、その一日の予定は終了・・帰りにも改めて黙祷しつつ通過・・肝細なH氏は「ワシャ取りつかれ易いのかな?」と未だに思っていますが・・・   blogランキングへ 

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