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2004.11.30
22時、携帯が鳴った。 「ばあさんがおかしい。今救急車を呼んだから」 父からの電話。 旦那に 「おかぁちゃんがおかしいって電話があった。」 子供達を義母父に預けて家をでた。 病院に向かう途中父から「病院が変わった。刈総だ。」 向きを変えて行くとまた電話。「入院に必要な物持ってきて」 実家によって必要な物とそろえるのだけど自分が何をしてるのかわからなくなってる。 タオルと思いながら二階に行っては何も持たずに降りてきて また上がってのくり返し。 すごい動揺してる。 病院に着いて父の顔見て少し安心。 弟が怒ってる。 医師に噛みついてる。 「脳外の先生を呼んでくれ」 「私は内科医です。症状からみて脳梗塞です。」 「患者の前で意識のある人間の前で言うのか? 脳外の先生を呼んでくれ。ちょっとあっちで話せるか?」 母が心配そうに私の顔を見てる。 「大丈夫だよ。わかる?手握れる?」 言葉を話そうとするのだけど何言ってるか全くわからない。 D.rコトーで爪にやってたこと思い出してやってみた。 何も感じてない。 そばにいた看護師さんは「私は脳外の看護師です。半分マヒがでてるよ。顔のしわがなくなってるでしょう。」と話してくれた。 レントゲンは撮れてもMRIは撮れないという。 夜は技師がいないこと、予約でやっているから2週間後という説明にまた弟が噛みついた。 弟は「ここで出来ないならよそへ転送してくれ」と言ったらしい。 内科医の先生が私のところに来て「ご家族の意向は同じですか?」 「知り合いの人が同じような症状で処置が遅くて亡くなっているんです。だからそう言ってると思います。」 「わかりました。」 脳外の先生が父たちに「今、どこに移っても同じ処置でしか出来ません。それよりも今は安静にしている事が大切です。」 父が「俺らは安心したいんだ。医師の言葉で安心したいんだ。きちんとした説明をしてくれ。医師にまかせることしかできないんだから。」 医師からの説明があった。 「病名は脳梗塞です。左半身にマヒが残ります・・・・・ 66歳と言う年齢から痴呆が出る事もあります。 安定してきたらすぐにリハビリを行います。 明日MRIを撮ります。」 長いような短い説明だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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