2006/11/17(金)08:29
生物物理学会
今日から4日間,沖縄コンベンションセンターにて生物物理学会年会が開催される.
ちなみにこのコンベンションセンターは,那覇中心部からバスで40-60分
と,環境はよいしホールもよいのだが,学会参加者には不評な立地である.
OISTが立ち上がったら,ここを利用する学会ももっとふえるのだろうか?
さて,学会初日.
今日はポスター発表で大学院生のNIさんの発表がある.
NIさんは京大の所属なのでボスのS先生にある程度進度報告をしなければなら
ないが,ポスター会場でS先生が見に来てくださったので,そこできっちりと
報告を.彼女の研究しているチューブリン結合ドメインはとてもおもしろい
性質があるので,そろそろ論文を書き始めていいんじゃないか,ということに
なった.一応の及第点というところであろう.やらなければならないことは
まだまだたくさんあるが・・・・例えば変異体作成実験.
ともあれ一つのドメインで,現時点で二つの結合パートナーならびに金属イオン
の結合が判明しており,そのうち二つのインタフェースは近日中に確定
できそうである.さあ,どういうふうにまとめていこうか?
ポスターには日本の微小管学会の大物のT先生が来て,しつこく質問をされて
いた.いろいろしつこく質問されていたが,NIさんのせいなのかT先生のほうが
悪いのか,あまり議論がかみ合ってなかったようだ.NIさんがんばってください.
午後はシンポジウムを二つきく.
raft(nano-particle)のシンポジウムと構造生物学のシンポジウム.raftの
概念は以前から実験データを拡大解釈するような概念が含まれていたが,今回も
どこまでその概念を信じていいのかという点で実験データがおいついていないか
もしれない,と感じた.「あるんだけどサイズが小さいので,普通の方法では
見えなくてもしょうがない,でもあるんだよ」っていうことらしい.いいのかそれ?
一方,NMR構造のシンポジウムはあまりもりあがらない.後日九大のK先生にも
いわれたが,構造生物学オンリーのシンポジウムはなかなか人が集まらず低調
気味になってしまうようだ.
夜は,BIRDのMさん,長浜のS先生とOさん,東工大のO先生と5人で旭橋ちかくの
沖縄無国籍料理屋で食べました.沖縄食材の料理もおいしかったけど,鉄板餃子
やキムチ鍋もおいしかった