2006/11/17(金)09:11
生物物理学会三日目
今日は午前中にTamir Gonenさんのプレナリーレクチャーがあるのでそれを
聴きにいく.そうですか,水平方向で分解能1.8Åですか.
そうですか,分子と分子のすきまにうまっているlipidも全部見えますか.
と,高分解能の技術に圧倒.ところでAQP0のC末端を特異的にプロセスして
いるプロテアーゼはなんなんだろう??
そのあとポスターで大学院生MIさんのポスター.京大のS先生がきっちりと
見に来てくれました.あといつもお世話になっているKさん,九大のT御大.
印象に残ったポスターといえば奈良先端のK先生のところのin-gel-NMR法
のポスターです.これはそれなりに面白いことが判明.はやく論文でないかな?
午後は,構造インフォマティクスのシンポジウムにいきます.ここにも
口頭発表をとりやめの人がおりました・・・・さすが沖縄時間.
なので,そういえば一昨日「発表を20分にみじかくしなければならない」と
嘆いていた九大のT御大,「肩透かしをくらいました」とのこと.やれやれ.
で,ともあれ,今回参加したセッションのなかではこのシンポジウムセッションが
一番おもしろかったでございます.
今日はバンケットには参加せず,宿に戻り,休養を.
昨日東工大のO先生がいっていたことを反芻することにします.
「いまこの時点でどれくらい真面目に・深くdisorder領域について考えて
いるかが,(構造・情報)生物学者の試金石になるんじゃないの?」だそうで.
Piyotaはそれには「ひょっとしたら言いだしっぺの片割れのP.Wright自身も
実はあんまり深く分かって言っているんじゃないんじゃないか?もちろん
(うちらの元ボスの)M先生は問題のとらえ方が完全に違うし,N先生もまだちゃんと
考えていないか,考えていても対策をきちんと立てて行動を始めているわけではない
・・・」って答えました.