34週 羊水増加8月2日私のお腹は、羊水が増えて、どんどん大きくなっていきました。 胸の直ぐ下から半円を描くように膨れていました。 体を傾けて寝ると羊水が胸の下に押し寄せてくる。 それは飛び上がるほどの激痛でした。 それなので、日に日にベットを高く起こし、寝るようになっていました。 最後には少し体が傾いてるだけでも痛むようになり、 ベットに付いてるテーブルにうつ伏せになって、 前かがみで寝るしかなくなっていました。 この日、とうとう痛さに我慢できなくなり、 朝の4時頃にもかかわらず、ナースコールで看護婦さんを呼び、痛さを訴えました。 看護婦さんが少しでもお腹に手を触れると、もう痛くてたまらない。 「触らないで!!」 あまりの痛さに必死になって看護師さんに叫んでしまいました。 ************ 朝8時、主治医の先生が私のところに来てくれました。 出勤して真っ先に来てくれたのだと思います。 私のお腹を見て、「羊水を抜きましょうか」と言いました。 **************** 8月3日 ようやく翌日になって、羊水を抜く処置が始まりました。 車椅子で手術室に運ばれると、見学人も含めて 医師、看護婦さん達が10人近く居ました。 私は手術台に乗り、お腹を出しました。 看護師さんが私のお腹を見て「はぁ」と声を漏らすのが聞こえました。 「双子ちゃんを妊娠してるみたいね・・・」 その看護師さんがポツリと言いました。 ************** 羊水を抜く処置は、お腹に麻酔をかけてから、 針で細い管を通し、それを通して少しずつ抜いていくというものでした。 超音波で見ながら、お腹の子に当たらないよう、注意深く行われました。 子供は沢山の羊水の中でグルグル動き回ります。 何度かやり直しをしました。 その度に麻酔を注射し、管の挿入をします。 針が子宮を通る瞬間はとても痛かったけれど、 ひたすら我慢しました。 そして、無事、管が通され、羊水が流れ始めました。 2リットル抜く予定でしたが、2、3時間かかると言われていました。 手術室に私一人残されました。 管が入っている部分がととても痛くて、あまり動かないようにじっとしていました。 「こんな痛み、どうってことない」 自分に言い聞かせて、ひたすら時間が経つのを待ちました。 暫くして先生が来ました。 「旦那さんが来てますよ」 それを聞いた途端、驚きと嬉しさで涙が溢れ出てきました。 いつものスーツ姿で手術室に入ってくる旦那の顔を見た瞬間、 ホッとして気が抜けました。 旦那は私の抜き取られていく羊水を見て、 「おしっこみたいやな~」 と言っていました。 お昼休みを抜けてきてくれたので、少しの間しか話せませんでしたが、 それでも随分元気を貰えました。 ********** 2リットル抜く予定だったのが、途中で流れが止まってしまい、 結局1.5リットルになってしまいました。 それでもお腹が少し引っ込んだのを感じました。 「手術予定日まで持ちこたえられる」と思いました。 その晩、久しぶりに横になって、ぐっすり眠ることが出来ました。 夜中に様子を見に来てくれた看護師さんも 「~さんが横になって寝ている姿を見られて嬉しいわ」 と言ってくれました。 ジャンル別一覧
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