お葬式13日のお葬式当日、朝4時に目が覚めました。ノートを持って休憩室へ行き、子供への手紙を書きました。 妊娠してから今まで、子供から沢山の幸せを貰いました。 そのことについて、「今は感謝の気持ちで一杯だよ」 と書きました。 そして、最後には 「さようなら」 と書きました。 ボロボロと涙が出てきて、自分の書いている字も読めませんでした。 ************** 朝8時半、私は2ヶ月ぶりに洋服を着て、 少しファンデーションを塗って、 旦那が迎えに来てくれるのを待ちました。 少し遅れて旦那が来ました。 旦那は昨夜はずっと子供と一緒にいて 寝ていなかったみたいで、ぼうっとした様子でした。 車椅子に乗せてもらい、病院を出ました。 2ヶ月ぶりの外の世界でした。 タクシーを捕まえて、家に向かう間に見た外の風景に驚かされました。 外の世界はこんなに色があるんだ。 病院の白い世界にいたので、そとの世界の色の迫力にびっくりしました。 そして、そんなに驚くほど、 自分が長い間入院していたことを思い知らされ、 一体何のために入院していたのだろうと、 悲しくなり、涙が出ました。 家につき、リビングに入ると、 沢山の花に囲まれて、白い、小さな棺があるのを見ました。 その棺を見て号泣していました。 遠くから来てくれていた親族に、挨拶することも出来ませんでした。 *********** お葬式は簡単なものでした。 みんなで子供を抱いてあげて、子供との最後のひと時を過ごしました。 途中、奥の部屋で旦那と子供と3人にしてもらいました。 そこで、私は朝書いた手紙を読んであげました。 そして棺に子供を戻してあげて、思い出の品を入れ、お花を添えました。 最後に棺が閉じられ、火葬場へ運ばれました。 ************** 火葬場で、最後に子供の棺とお別れした瞬間、 頭の中で何かプツリと切れた気がしました。 私はこのまま正気でいられるだろうかと思いました。 泣いていると葬儀屋の男の人が近づいてきました。 「あちらも幼いお子さんを亡くしたようです」 見ると幼い子の写真を持って火葬に来ている人たちがいました。 不思議と少し冷静な気持ちになりました。 葬儀屋さんが慰めようとしてくれていることが有難く感じました。 火葬が終わり、小さな骨壷に入った子供を抱いて、 旦那と病院へ戻りました。 ずっと病院まで骨壷を離さず抱いていましたが、 お義父さんに病院へ置くのはまずいと言われたので、 旦那が家に持ち帰りました。 ************** 病院のベッドでまた一人になりました。 色々考え、ぼんやりと過ごしました。 早く家に帰りたい。 もう、看護師さんや周りに気を使うのに疲れました。 両親は実家へ来ることを勧めてくれました。 でも実家へ行くことは、私にとって入院生活の延長線でした。 私が心安らぐ相手は旦那しかいませんでした。 早く帰って、「旦那と静かに過ごしたい」 それしか考えられませんでした。 ジャンル別一覧
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