2004/09/23(木)09:12
ルビーになりたかった石たち
実際の意味は「土星への親愛」を意味し、サンスクリット語に起源を発するラテン語“sapphirus”とギリシャ語“sappherios”とヘブライ語“sappier”に、由来している。
サファイアは、コランダム(鋼玉石)で酸化アルミニウムの結晶である。酸化アルミニウムの結晶は無色透明であるが、これに微量の他の成分が含まれるとルビーやサファイアの色になる。サファイアはルビーと同じ硬度九。青色は微量の酸化鉄と酸化チタンによる。その含有率の微妙な違いによって青色の濃淡ができる。
サファイアの中でも最も希少で価値の高いのが「矢車菊の青色」である。カシミール産のサファイアに多く見られるのでカシミールサファイア、カシミアンブルーともいう。
サファイアを身につけていると、邪な考えや色欲を消す事ができるので、僧侶や永久の平和を願う人たちが持つに相応しいとされ、不義や好色な人が持つと色が濁ると信じられている。また、サファイヤは「貞節」を表し、宝石ことばは「誠実」。持ち主の夫や恋人が心変わりすると、色が褪せてしまうといわれている。一方でカップルでサファイヤを身に着ければ満ち足りた結婚生活を送ることが可能。心に平穏をもたらす石でもありリングとして身に着けると豊かな知性も授かると言われている。
色が多種多様なのだが、それは上に書いた通り、青いサファイアは微量の酸化鉄と酸化チタンの含有によって起こる。
ピンクサファイアは、酸化クロムと言う物質が含有されて、ピンクになる。このクロムがある一定の量より多く含有されると、ピンクサファイアから、ルビーへと呼び名が変わるのである。
今日はピンクサファイアを紹介します