プラントハンターの夢想の日々…

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  ベストティーローズ

  おはようございます。今朝も清々しい朝です。日中は今日も暑くなりそうです。今日は涼しいうちにガーデンで仕事です。先日のティーローズも開いてきました。涼しいので咲き方もゆっくりで、花持ちも良いです。デボニエンシスDevoniensis(Tea)フランシス･デュブルイFrancis Dubreuil(Tea)ブルーメン・シュミットBlumen Schmitt(Tea)どれも小生にとってはベストティーローズに入ります(^-^)。他にポートランドローズもいくつか咲いています。マルチェッサ・ボッチェラMarchessa Boccella(P)ローズ・ド･レシュRose de Rescht(P)どちらもまだ残暑で本来の花になっていませんが、ポートランドの中でもほぼ完全に四季咲きです。マルチェッサ・ボッチェラはしばしばジャック・カルチエとして流通していますが、2種は別種とする説、同種とする説、各説があります。我が家には両方ありますが、明確には区別できません。マルチェッサの方がジャックより徒長気味の枝振りに見えますが…ところがジャックはもう一株あって、そちらはマルチェッサと同じ伸び方のように見えます…(^ ^;)花形と香りはまったく同じです。              

  Sep 17, 2008

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  観葉シクラメンの東の横綱?

  原種のシクラメン、ヘデリフォリウムが裸の球根でホームセンターやお花屋さんなどに並んでいるようですね。我が家でも新芽が動き出すものが増えてきました。新葉の出だしがとても綺麗なCyc.ミラビレも咲き出しました。Cyc.シリシアムの花に似ていて、花弁のふちのギザギザがチャームポイントです。Cyclamen mirabileトルコ原産のこの種はだいたい花と新葉が同時に動き出します。葉のふちはシルバーに縁取られるのですが、新葉の時はその部分が綺麗なピンク色で展開してきます。Cyclamen mirabile大きくなるにつれてピンクが褪せてシルバーになります。この葉の色の変化から｢ミラビレ｣すなわち英語にすれば｢ミラクル｣という種名がつけれられています。葉の美しさでコレクターに人気があるそうで、さながら観葉シクラメンの東の横綱でしょうか。この固体は、葉の中央のグリーンの部分が｢クリスマスツリー｣のような模様になる、'Tlie Barn Nicolas'と呼ばれる個体群に入れられます。そして西の横綱はやはりグラエカム。先日の株、まだ葉は出てきませんが、もうひとつ開花しました。Cyc. graecum並んで可愛く咲いています。グラエカムの花は、原種のシクラメンの中ではヘデリフォリウムとならんで大きい方です。あとのほとんどの種類は、個性的ですがとても小さな花が多いです。上のミラビレもグラエカムよりひと回り小さいです(^-^)。ちなみに、横綱の東西は産地の東西で勝手に決めました(笑)。どちらの種類も寒さには弱いので、露地での越冬はちょっと無理です。              

  Sep 16, 2008

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  収穫の季節に

  おはようございます。朝方までの雨も上がって朝日が差してきました。昨日までの連休中、何とかお天気も持って、ご近所では稲刈りの始まったところも多かったようです。これもちょっと前の撮影ですが、稲刈り間近の田んぼでこんな光景を見つけました。ヒメジャノメ(Mycalesis gotama)都市部でも草地や雑草の生えているところがあれば、比較的普通に見られるモンシロチョウくらいの大きさの地味な蝶です。おそらく普通は誰にも見向きもされないとは思いますが…そうそう、昨夜は松茸ご飯、美味しく感動的に頂きました。見た目には美しくなかったので(笑)、写真には撮りませんでした。

  Sep 16, 2008

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  まだ開きかけですが…

  まだ開きかけですが、昨日頂いたコメント関連の薔薇です。デボニエンシス Devoniensis (Tea)↑甘くていい香りがしています。ちょっと小さ目の花で花弁もやや少なめですが、充実した花は綺麗なロゼット咲きになります。ブルーメンシュミット Blumen Schmitt (Tea)こちらはほんとに開きかけです。花弁数が多く綺麗なロゼットを作りますが、その分雨や湿度を嫌います。秋はセンターのグリーンアイが目立ちます。

  Sep 15, 2008

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  B.ノドサ 2番花咲きました

  先日紹介したB. ノドサ、初花はちょといまいちでしたが、別の花茎の花が咲き出しました。Brassavola nodosa夕方になって香りもしてきました。日照を強く採っているせいなのか、この固体の特徴なのかセパル、ペタルは赤みが強く、花全体にスポットも入ります。整形美化ではありませんが、ワイルド感はたっぷりですね(^ ^;)。

  Sep 15, 2008

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  香りと言えば・・・

  キタ～～～～!!!!お向かいのご主人が山で取ってきたとかで、ウチにもおすそ分けが来ました。奥様は薔薇を始めお花好きで、いつも色々とお世話してあげている(?)からか(笑)、時々頂きものがあります♪このあたりでは結構松茸が取れます。最近ではきのこ取りには行った事もなく、もっぱら料理屋さんに食べに行くだけでしたが、それも不景気でこのところご無沙汰でした(涙)。今夜はパエリヤとトカイワインで夕食は済ませましたので、明日の夜に松茸ご飯の予定ですb(^-^)d。

  Sep 14, 2008

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  香りの癒し手

  今日もティプシー・インペリアル・コンキュバインが咲いています。この花もラ・フランスと並ぶ素敵な香りの癒し手です。先日も紹介したファウンドティーローズですが、フルーティーな香りはとても強く濃厚に香ります。Tipsy Imperial Concubine(Tea)ラ・フランスとこのティプシーは、本当にクリアーに混じり気なく素敵に香りますが、数え切れないくらいある香りが良いと言われる薔薇も、どこか｢ちょっと臭いかな？｣と思える香りの成分が混じっている花も多いような気がします。香水のブレンダーも香水を調香するとき、香りの隠し味として不快な香りのする成分も配合することがあると言いますが…今日は他にも薔薇の代表的な香りを持つ薔薇が咲いています。こちらはハイブリッドーティーの古典的銘花ロイヤル・ハイネスRoyal Highness(HT)映画｢ローマの休日｣のオードリー・ヘップバーンをイメージして命名したと言う説がありますが、代表的なティー系の香りです。寒冷地の当地では、寒さに弱めで黒点病も出やすく、鉢植えにして雨の当たらない場所に置き、冬は室内に取り込んでいます。名前の通りのわがままプリンセスです。そしてクライミングティーのソンブルイユSombreuil(Cl Tea)こちらはムスク香といわれる系統の香りです。ムスクとは麝香の意味ですが、この薔薇はムスクというより、果物の桃の香りのようです。

  Sep 14, 2008

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  Cyc. グラエカム咲きました

  おはようございます。今朝は昨日までの秋空とうって変わって、雨も降ったりやんだリ…昨日は外回りのついでにお花屋さんに寄りました。洋蘭の花終わり格安処分品を狙ってたまに寄るお店なのですが、昨日は収穫はありませんでした(笑)。巷では開花しているガーデンシクラメンが店頭に並ぶ季節になってきました。我が家にはシクラメンは原種しかありませんので、改めてガーデンシクラメンを見ると、色も鮮やかで派手なのですが、葉の模様の個性もなかなかです。良く見ると、葉の模様と花色や覆輪に相関関係があるのがわかります。さて、こちらは先日も紹介したシクラメン・グラエカム(グラエクム)、蕾でしたが、咲いてきました。この種類は葉の模様が特に美しく、個体差が変化に富んでいるのですが、まだ葉は出てきていません。Cyclamen graecum秋一番に咲く原種のシクラメンは、咲き始めは葉がなく、花だけがポツポツと咲き始めるものが多いです。冬咲き、春咲きの種類は、先に葉が茂りあとから花芽が出てくるもの、葉と花が同時に出てくるもの、花が咲く頃には葉が先に枯れるものなど色々です。Cyclamen graecumガーデンシクラメンほど大きな花ではありませんが、アップにしてみるとなかなかの美しさです。

  Sep 13, 2008

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  La Vie en Rose

  今日も朝から爽やかで、でも日中はかなり暑くて(笑)いいお天気でした。この夏、一番暑い時期にほぼひと月動けなかったため、２階まで伸び放題となっていた、モダンクライミングローズのパレードを、昨日ようやく剪定することができました。本来花ガラ切りをしながら伸ばすのですが、この夏は延び放題となってしまったので、切らなければならない枝の先にもすでに花も咲いていました。一輪車に山盛りの枝を捨てなければなりませんでしたが(汗)、その先についている花を捨ててしまうのはもったいないので、切花にしました。Parade(CL)｢バラ色の人生｣という歌がありますが、そもそもバラ色とはどんな色なのでしょうか。学名に使われるラテン語では、ピンク色の花が咲くものに roseus, -a, -um すなわち｢バラ色｣を当てています。日本語では｢桃色｣を当てますね。小生が「バラ色｣と聞いて思い浮かぶのが、このパレードの色です。Parade(CL)ピンク色の薔薇は数え切れないほどあり、その色合いもまた千差万別ですが、このパレードのようなビビッドなピンク色は意外と稀です。紀元前の昔から、癒しや医療に使われてきた薔薇ですが、ラ・フランスはその香りで、この薔薇は陽気なピンクで、本当に落ち込んだ時など、気分を一気に上向きにしてくれます。ラ・フランスが香りの癒し手なら、このパレードは色の癒し手です。我が家にはほとんどモダンローズはないのですが、この薔薇だけはとても惹かれて、2階のベランダまで伸びて、シーズン中いつも明るい笑顔をふりまいてくれます。剛直に上へと伸びたがる性質で生育旺盛で病気にも強く、ハイブリッドティー系のクライミングらしく、年中良く返り咲いてくれます。香りは甘めのティー香ですが、秋も深まると、オールドガーデンローズのようにロゼットを見せてくれます。

  Sep 12, 2008

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  Den.オーリキュラタム 着花数更新!

  先日も載せたDen. オーリキュラタム(アウリクラトゥム)ですが、先日の4花のうち1花は終わりましたが、新たに2花が咲き、合計で5花になりました(^-^)。今のところ、最多着花記録更新です!!(と言いつつ、もう1花終わりそうなので、なんとか間に合いました(笑)Dendrobium auriculatum小さな花芽があとひとつ(写真には写っていませんが)あります。この花芽が咲くのは2～3週間先でしょうか。Dendrobium auriculatum咲いて時間のたっていない花はみずみずしく、香りも甘くて強めです♪

  Sep 11, 2008

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  ポートランドローズとチャイナローズの血

  清々しい日が続きますが、3日続けて朝は10℃くらいまで冷え込みました。早めにファレノプシスを部屋に退避させてよかったです。それでも、日中はまだ30度近く暑くなるのですが…ポートランド系のアルチュール・ド・サンザールの色もだんだん深みを増して来ました。やはり、夏場は花弁数も減り、色も通常の赤色にまで退色するのですが、朝晩涼しくなって、臙脂から紫味が増してきました。Arthur de Sansal(Portland)もともとポートランド系はガリカやダマスク系の交配に四季咲きの性質を持つチャイナ系の血が入って、返り咲きの性質を持つようになったと言われています。ところが、最近のDNA研究では(すべてのポートランドローズを調べたわけではないでしょうが)、チャイナ系の血は入っていないらしいとのことでした。交配や育種の過程で、偶然返り咲きの性質を獲得したらしいのです。さて、この薔薇はどうでしょう。葉の感じをみると、少しだけチャイナの血が入っているような気もするのですが…ポートランド系でも年中返り咲きするもの、秋にはほとんど返り咲きしないもの、ほとんど四季咲きに近いものなど様々ですが、この薔薇は比較的通年ポツポツと返り咲きます。香りがあまり強くないのが少し残念なのですが…

  Sep 11, 2008

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  渡りをする蝶

  このあたりの高原では、6月にはレンゲツツジ、7月にはニッコウキスゲ、8月にはマツムシソウで埋め尽くされるところが多いです。マツムシソウにはよく蝶が訪れています。これはアサギマダラ。翅の浅黄色の部分は、鱗粉がなく逆光では透き通って明るい水色に見えます。アサギマダラ(Parantica sita)天国の使者のように、ひらひら、ふわふわとゆっくり飛ぶ姿が優雅ですが、マダラチョウの仲間は、幼虫時代に毒のある草を食べて体に毒をためる毒蝶です。ゆっくり飛ぶのは、そのことを天敵に知らせるためです。この蝶は｢渡りをする蝶｣として知られています。沖縄や石垣島などの南方で生まれた固体が、世代交代しながら北へ北へと上って行きます。このあたりで春一番にこの蝶を目撃するのは、ちょうどゴールデンウィークの頃です。こちらで産卵した親は、再び北上を続けると考えられていますが、産み付けられた卵は、ここで孵化し夏には成虫となり、秋が終わる頃、今度は南を目指して旅します。最近子供たちや研究者が、この蝶の翅にマーキングをして放すことがよく行われているようです。冬には遠くはなれた南の島で、この地でマーキングされた固体が見つかることもあるそうです。

  Sep 10, 2008

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  ガーデニングの季節

  腰痛でほとんど何もしていないガーデンです。まず草刈りから始めなければいけませんが、遅々として捗りません(汗)。それでも、作業していてもだいぶ涼しく感じます。薔薇の花も入れ替わり立ちかわり咲いてくれるようになってきました。まずは一重咲きの原種、あるいはチャイナ系のムタビリス。一重の中国産原種薔薇の枝変わり、あるいは実生といわれています。暑い時期はクリーム色、涼しい時期はライトオレンジで咲き始め、夕方までには濃い目のピンク色に変化します。カラーチェンジローズの元祖です。Mutabilis(CH)ムタビリスはラテン語で、変化する、変わりやすい、という意味です。花の色が変化するところからですね。本来はロサ・ムタビリスと呼んでいたものです。次は香りの薔薇2題。オールドガーデンローズの中で最も赤いと言ってもいいでしょうか。フランシス・デュブルイは、この色で最近人気があるようです。ティーローズの中でも後期の作出ですから、この色もありでしょうか。香りはダマスク系にフルーティさを加えたような、現代の薔薇も加えた中でも傑出した良香です。Francis Dubreuil(Tea)この花も、花形はまだ夏バテが抜けていないかもしれません。色の方はしっかりと乗って来ましたが。そして最初のハイブリッドティーといわれる、ラ・フランス。この時期、洋梨を思い出してしまいますが(笑)。蘭も香りのある花が素敵ですが、この薔薇の香りもすばらしいです。こちらもダマスク系ベースにフルーティさが加わった香りです。La France(HT)薔薇の香り、蘭の香り、どちらが好きかと聞かれると、やっぱり蘭かな、と思うのですが、小生の主観で唯一蘭を越えられると思える香りの薔薇です。でも、小生イングリッシュローズをあまり知りませんので、ERのお好きな方から反論が出るかもしれません(笑)。

  Sep 9, 2008

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  いよいよ秋ですね

  今朝はすっかり秋らしい朝になりました。久々に北アルプスから遠く上越の山々まで見渡せました。今朝は15℃を切りました。昨夜の予報を見て、昨夕のうちにファレノプシス全部とB.ノドサ、それに先日ガストルキスさんから分けていただいたL.パープラータ・カーネアを部屋に取り込みました。パープラータですが、もともと家にあったワークハウゼリはまだそのままですが、カーネアはせっかく新芽も2本伸びており、まだこちらの気候サイクルにも慣れていないと思いますので、夜間だけは部屋に取り込み、日中はB.ノドサもいっしょに外で日に当ててやります。ファレノプシスの水遣りサイクルも夕方から、暖かい日の午前中にシフトです。これから来年6月まで、ファレノプシスはずっと家の中での管理になります(ため息)。涼しさも増して、原種のシクラメンたちが動き始めました。Cyc.ヘデリフォリウム・アルバの一番花が咲きました。Cyclamen hederifolium fma. alba純白で咲き出しますが、咲き始めてしばらくすると、のどのあたりがかすかにピンクがかります。完全なアルバではなく、アルベッセンスといったところでしょうか。Cyc.グラエカムも早咲きの株は芽が伸びだしました。Cyclamen graecum fma. graecum種名の通りギリシャ地方原産で、葉の模様に変化が多く、Cyc.コウムなどとともにコレクターの多い原種です。ギリシャに限らず、地中海沿岸の国には島が多く、そのため地方や島ごとに亜種や変種も多くあり、それが葉や花の変化を多彩にしているようです。さて、朝露も乾いてくる頃ですので、これからガーデン仕事です(汗)。

  Sep 9, 2008

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  行く夏に舞う～2

  今日は晴れ間も多く比較的空気も乾燥して爽やかでしたが、外回りの用事が多く、移動中車の中は暑かったです…そんなわけで、お花の写真を撮る時間がなくて、また昔の写真でお茶を濁して…このあたりは有名な観光地になっている高原も多く、県外からもたくさん観光にいらっしゃいますが、車で1時間ほどのところに、地元民以外には割と知られていない高原がありまして、結構静かに散策したりできます。そこでの撮影です。クガイソウ(Veronicastrum sibiricum ssp. japonicum)にクロヒカゲ(Lethe diana)クロヒカゲは低地では暗めの雑木林の中やその周辺でよく見られますが、涼しい高原では、このように明るい場所でも花に吸蜜に来たりしています。

  Sep 8, 2008

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  B. ノドサ 初花です

  今日も午前中晴れて蒸し暑くなり、午後は雷雨となりました。今も相変わらず曇っていますが、雨は上がって涼しい風が吹いています。ブラサボラ・ノドサが咲き出しました。分けていただいたときから、結構バルブ数があったのですが、花の咲いた形跡がありませんでした。コルク付けして育てていましたが、今シーズンたくさん花芽を上げてくれました。上の株は1本ですが、下の株は9本です。ただいつも雨には当てっぱなしで、このところの長雨のせいか、2本はシケてしまいました(涙)。Brassavola nodosa直射光下に置いていましたので、全体的に赤くなって部分的に葉焼けも出ていますが、高温が好きそうな種類ですので、気にせずそのままです(笑)。Brassavola nodosa日光に良く当たっているので、花も赤みが強く、模様も出ています。もう少し遮光して育てると、セパルとペタルは緑に、リップは純白になってもっと綺麗に見えるかもしれませんが、これはこれで野趣があっていいのかな、とも思います。ドーサルセパルが、これも雨のせいかいたんでいます(涙)。まだ花芽がたくさんあるので、庇の下に移動してこれからの花に期待です(^-^)

  Sep 7, 2008

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  行く夏に舞う

  最近ではあまり出かけませんが、2000年ごろまで20年くらい、蝶の写真を撮りためていました。過去にはナショナルジオグラフィックに発表する機会も頂きましたが、今ではストックしたまま埋もれていて、このままではカビの侵食を心配しながら退色するのを待つばかりで、もし見ていただける方があったらと思い、少しづつアップしていこうなどと思い立ちました。撮影時期は必ずしも新しくないものもありますが、なるべく出現時期を季節に合わせて載せていこうと思います。ご興味がおありでしたら、コメントをください。トップバッターはクジャクチョウです。Inachis io(クジャクチョウ)この時期、夏を惜しむ花々が咲く高原で、華麗な目玉模様を見せてくれる、美しい蝶です。この写真ではありませんが、この蝶の写真でJPS(日本写真家協会)展に入選させていただいたこともあるので、思い出深い蝶でもあります。

  Sep 7, 2008

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  香りも漂いはじめました

  昨日咲き出したファレノプシス・ベリーナのブルー花、昨日の夕方からは香りもしてきました。Phalaenopsis bellina fma. coerulea昨日の画像とそんなに変わっていませんね(笑)。色再現の話が出ましたが、リップの一番濃いところが、ちょうどスイートバイオレット(ニオイスミレ)の色を思い浮かべていただければ、実際の色の感じです。

  Sep 6, 2008

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  横顔が蓮の花のよう

  今日も朝のうちは爽やかでしたが、日中は蒸しました。暑さに負けず、ティプシー・インペリアル・コンキュバインが咲いてくれています。この薔薇は現在はティーローズとして流通していますが、かつて一度は薔薇の世界から忘れられ、今世紀になって再発見され、ピーター・ビールズさんによって、再び世に紹介されたファウンドローズです。Tipsy Imperial Concubine(Tea)暑い夏の間も良く咲いてくれますが、花びらの重ねが厚すぎて、逆に春の一番花の時期には蕾のまま咲けずに終わってしまうことが多いです。夏に花形があまり崩れない、貴重な花でもあります。それにしても、横顔がまるで蓮の花のよう。天国の神々しささえ感じさせてくれます。花はしっかり上を向いて咲き、香りも甘く強く、ティーローズとしても絶品です。

  Sep 6, 2008

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  女王陛下の名前を頂戴

  結局今日もお昼前には曇ってきました。蘭たちにも今のうちにまだまだ育って欲しいのに、この地では屋外に出しておける時期も短いので、日照不足と温度不足が気になります。蕾だったDen.ビクトリアレギネも庭の木陰で咲いていました。まだ小さ目の株なので2花だけなのですが、1花目はすでに終わりかけです。花がしおれないうちにと、急いで撮影しました。Dendrobium victoriae-reginaeビクトリアレギネはもう一株ありますが、そちらはまたこの株より小さめで、そちらにも花芽がありますが、咲いてくれるか微妙なところです(汗)。この原種が発見されて登録されたのはいつ頃のことでしょうか。まだまだプラントハンターたちが活躍していた時代。一応すべての種類がRHS(英国王立園芸協会)に種名登録されていると聞きました(原種もですか？)が、それで往時の英国女王陛下の名前がついたのでしょうか。Dendrobium victoriae-reginaeアップも綺麗ですが、それにしてもアップをじーっと眺めていると天才バカボンのパパを思い出してしまうのは小生だけでしょうか(笑)。

  Sep 5, 2008

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  どなたかこの薔薇の名前を教えてください

  このブログでは薔薇のお好きな方も大変多くお見かけしますが、購入された苗のラベル違いのご経験も多いことと思います。我がガーデンにも品種不明の薔薇があるのですが、どなたか、お心当たりのある方、この薔薇の名前を教えてください。この薔薇は、ウイリアム・R・スミスとして我が家に来たものです。葉の感じはマリー・ヴァン・ホーテ(Marie van Houtte、マリー・バン・ウットなどと呼ばれる場合もあります)に似ていますが、マリーのHTのような剛直な枝振りではありません。花のカップも浅いです。Unknown(William R. Smith ?)(Tea)我が家にはもう一株、、ウイリアム・R・スミスのラベルを持つ株があります。こちらがそうです。William R. Smith(Tea)ウイリアム・R・スミス自体、あまり普通には見かけませんし、こちらが本当にウイリアム・R・スミスかどうかの確証もないのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら(写真だけの判断はまず不可能かと思いますが)、ご教示よろしくお願いいたします。

  Sep 5, 2008

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  Phal. ベリーナ・ブルー

  おはようございます。今朝は薄雲がある上に日が差して蒸し暑いです(汗)。日差しは強くてもスカッと空がぬけてくれれば湿度も下がり清々しくなるのですが。9月というのにまだエゾゼミやミンミンゼミが元気いっぱいです。Phal.ベリーナのブルー花、昨日の夕方から開き始め、今朝にはここまで来ました。まだ完全には開ききっておらず、香りもまだあまりしてきません。Palaenopsis bellina fma. coerulea皆さんのPCモニター環境ではどのような色に見えているでしょうか。きっと実物以上に青く見えているのではないかと思います。小生、Macintoshでキャリブレーション済みのCRTモニタを使い、Adobe PhotoshopにてICCプロファイルを埋め込んで画像を処理していますが、おそらくほとんどの皆さんが見ていらっしゃるInternet ExplorerはICCプロファイルが反映されませんし、市販のモニターも発色がバラバラです。さて、実際の色はというと、もともと呼ばれていたビオラセア(スミレ色の意、今でもこちらの名前で流通していることの方が多いですが)の名のとおりの色です。ブルーでないベリーナは濃いピンクですが、こちらは紫、あるいはスミレ色です。セルレア(coerulea)とはラテン語でもちろん｢青、ブルー｣を意味しますが、セルレアの名を持つ固体の色も濃い紫から薄いラベンダーブルーまで様々ですね。本当にスカイブルーのような青い花はあるのでしょうか。蘭ではないですが、ヒマラヤの青いケシは確かに青に近い種類もあるようです…このベリーナ、香りを放つくらいに開いてきましたら、またアップしますね。

  Sep 5, 2008

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  Den. オーリキュラタム

  今日は朝から晴れて一段と蒸し暑くなりました。この時間(16:30)になって、いくらか涼しくなって来たところに、にわか雨も来てくれました。もう少し降ってくれると、この時期庭木につるしてある蘭たちの水遣りもサボれます(笑)。先日紹介したDen. オーリキュラタム、先日の花は終わりましたが、昨日から新たに4花がいっしょに咲き出しました。まずは4花が全部入るフレーミングで(後ろはボケていてわかりますかどうか)、この花の特徴ある横顔を…Dendrobium auriculatumバルブも花と比べると細いですね。大きなあご、と言いますか距といいますか…　香りもいいですから、蜜はたくさん入っているのでしょうか。夜はいくらか香りが弱くなりますから、日中活動する蜂などを呼ぶのでしょうか。この花は咲いてすぐは、朝開いて夕方には閉じてしまいます。2、3日すると開いたままになるのですが。Dendrobium auriculatum今回のアップは一眼レフで絞り込んで撮影しました。この固体はやはり綺麗ですね。そうそう、Phal.ベリーナのブルーも蕾が開いてきました。咲きましたら、またアップしますね。

  Sep 4, 2008

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  対照的

  午前中は晴れて蒸し暑くなりましたが、ようやく庭仕事ができるくらいに腰も回復してきましたので、日の高くならないうちに、ガーデンの草取りをしました。体がなまってます(^ ^;)日中は晴れると気温も上がりますが、朝晩は寒いくらいで、秋も近い感じです。今日は草取りをしながら、久々に薔薇の手入れもしました。今日のショットはまずレーヌ・デ・ビオレットReine des Violettes(HP)ガリカ系を彷彿とさせる花形と濃厚な香り、ハイブリッド・パペチュアルにしてはよく返り咲き、大株になっているので、シーズン中は大抵いつも花があります。まったくとげのない薔薇です。もうひとつのショットはミセス・オークリー・フィッシャー暑い時期はクリームイエローくらいまで色が薄くなりますが、涼しくなって本来のゴールドイエローが戻ってきました。これから秋が深まるにつれ、ゴールドの色もいっそう深まります。Mrs Oakley Fisher(HT)上のレーヌ・デ・ビオレットとは対照的な一重咲き、ハイブリッドティーに分類されますが、枝振りはティーローズのようです。いつも不思議に思うのですが、一重咲きのHTは他にもたくさんありますが、小生の知る限り、一重のHTは同じく一重の原種のハマナスに似た香りがします。気づいていらっしゃいましたか？

  Sep 3, 2008

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  ファウンド ポートランドローズ

  この時期、薔薇の花は日が高くなると、焼けたり縮れてしまったりと、本当に綺麗に見られるのは朝のうちだけですので、今朝開花した花を、暑くなる前に撮影しました。こちらはフィルズ・ホットピンク・パペチュアル。ポートランド系に分類されますが、ファウンドローズで、詳細はわかりません。春、秋はもっと花弁の重ねが厚くなり、もっときれいにボタンアイを作ります。''Phil's Hot Pink Perpetual Damask''(P, Found Rose)長い薔薇栽培の歴史の中で、流行から離れ、世間から忘れ去られてしまい、流通することもなくなってしまう幾多の品種が存在します。その中で、どこかのガーデンで生き残っているのが発見されたものを｢ファウンドローズ(Found Rose、文字通り再発見された薔薇です)｣と呼びます。一度忘れられた薔薇なので、名前も残っていませんから、だいたい新たに命名されます。最近よく流通するようになったものに、''ティプシー・インペリアル・コンキュバイン(Tea)''や、''マギー(ブルボン系)''＝紫燕飛舞(Ch)などがあります。もうひとつこちらはダッチェス・オブ・サザーランド。Duchess fo Sutherland(HT)HT(ハイブリッド・ティー)というこなのですが、花、葉、茎、姿どれを見てもHTには見えません。どう見てもポートランドかHP(ハイブリッド・パペチュアル)で、香りもダマスク香とフルーティーな香りをあわせたような強香、咲き方もHTの四季咲きとは違い、ポートランドのような返り咲き型です。放任すると巨大なシュラブになりますが、HTのように刈り込んでコンパクトにも咲かせられます。

  Sep 2, 2008

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  害虫防衛隊

  今朝も何とか雨にはなりませんでしたが、日が差すと蒸し暑いこと蒸し暑いこと…昨日の爽やかさはどこへ行ってしまったんでしょう。日が高くなる前に庭を見回っていました。もっぱら蘭のナメクジ、バッタ類、それから薔薇に産卵するチュウレンジバチ、花を食べ尽くすマメコガネを探索して捕殺するのですが、今日も頑張ってくれている害虫防衛隊の隊員諸君を紹介します(笑)。カマキリ隊員いつもタカサゴユリの上でじっと構えているカマキリ隊員(オオカマキリのようです)、花が咲き進むにしたがって、上へ上へ移動してご苦労さんです。このところタカサゴユリ目指してやってくるのは(蝶は成虫は害虫ではありませんが…)キアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハです。カマキリ隊員、まだ成虫ではないので、この花を訪れるアゲハクラスの大きな蝶はちょっと捕獲できないようです。こちらはアマガエル伍長!Den.リンドレイ(アグレガタム)のバルブの陰に潜み、もっぱらバッタ類(新芽を結構バッタ類にかじられます(怒!))の防衛に専念してくれています。アマガエル伍長カエル諸氏はナメクジは食べてくれないのでしょうか。たまにヒルを見かけますが、こちらはナメクジの天敵だと聞いたことがあります。アマガエル君は結構コルク付けの株ごとにいるくらいなので、ナメクジを食べてくれたら助かるのですが…アマガエル君といえば、ちょっと前のガストルキスさんのページ笑えました。あれが印象に残っています。

  Sep 2, 2008

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  ｢あご｣のある花　ない花

  ジュメ0329さんのリクエストにお答えしまして、キンギディウム・デクンベンスの横顔を撮影してみました。Kingidium decumbensラテラルセパル(側萼片)の間から｢くの字｣にとがった｢あご｣が見えているのがお分かりいただけますでしょうか。前から見ますと深くはないですが、明らかに袋状になっていて、未発達ではありますが｢距｣といえるのではないかと思います。一方こちらは参考までにファレノプシス属の横顔です。種類は原種のPhal.テトラスピスです。Phalaenopsis tetraspisコラム(蕊柱)の下から伸びたリップが前方に向かって同じく｢くの字｣に曲がっていますが、こちらは袋状をなすことはありません。なお、交配種のドリティノプシス(Dtps.)は、交配親として血が流れている原種のドリティス・プルケリマ(Dor.pulcherrima)に、短いですが距があるため、この｢くの字｣の曲がりが顕著だったり、距と言える形状のものがあるかもしれません。いずれにしても、小生専門家ではありませんので、学者の方々が、この｢距｣を根拠に両属を分けているかどうかはわかりません。ちなみにPhal.テトラスピスはこんな花です。Phalaenopsis tetraspisこの写真は7月のものですが、NSは4cm程度。純白でリップにほのかにピンクが入り、強くはありませんが、洋梨の実のようなフルーティーな香りがして、好きな蘭のひとつです。またこの写真の左の列の花2つに、濃いピンクのストライプ(スポット?)が入っていますが、たまに、通常純白の花にランダムな場所にこのようなストライプが入ります。

  Sep 1, 2008

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  ウルトラミニ胡蝶蘭!?

  今朝も昨日に続いて、この季節らしい清々しい青空になりました。いざ外に出てみると、日差しはまだまだ強烈です(汗)。お天気が良くなったせいか、赤とんぼが目立つようになってきました。6月ごろ羽化して、山の上に避暑に行っていたものが、涼しくなって下界にも下りてきたようです。例年ですとお盆前くらいから、赤とんぼだらけ(笑)になるのですが、今年は暑さのせいか遅いです。撮影は一昨日にしたのですが、原種のキンギディウム(キンギジウム)・デクンベンスがまた一花開きました。原種胡蝶蘭のようなペースで、シーズン中ポツリポツリと、一花、また一花と咲きつづけてくれます。Kingidium decumbensアップにすると大きく見えるのですが、NS 1.5cmの小さな花です。株の感じは日本のカシノキラン(Gastrohcilus japonicus)をひと回り大きくしたくらいです。(カシノキランは昔は確か Saccolabium属 でしたよね??　いつ変更になったのでしょう???)Kingidium decumbensファレノプシスと近縁の属だそうで、生育期以外は落葉するものもあるそうです。素人目には原種系胡蝶蘭と花の形態はそっくりなのですが、よく見るとリップの後ろに小さな｢距｣とも言える｢あご｣があります。ファレノプシス属にはこの｢あご｣がありませんね。インドからタイあたりに自生するとのことですが、この種類の栽培情報はあまりありません。お詳しい方が見えましたら、ぜひ情報よろしくお願いいたします。

  Sep 1, 2008

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  悟りの木

  昨年、ご近所の方の菩提寺のご住職から頂いた菩提樹の苗、今年の暑さで、昨年よりふた回り大きくなりました。Ficus religiosa(インドボダイジュ)苗の親木は、ご住職がインドへ赴かれたおり持ち帰られたと聞いています。具体的にどこの場所かは伺いませんでしたが、もしかして、お釈迦様が悟りを開かれた木の子孫、あるいはその木そのものの枝かも知れないと思うと、それが真実かどうかは別として、壮大な歴史のロマンと不思議なご縁というものを感じます。Ficus religiosa(インドボダイジュ)'Ficus'の名の通り、ゴムの木やイチジクの仲間で、インドボダイジュとも呼ばれます。枝の先の新芽が苞に包まれてとがっているのは、おなじみの特徴です。よくヨーロッパボダイジュ(リンデンバウム、ライムトリー、Tilia cordata)と混同されます。両種はまったくの別ものですが、よく日本の寺院に植えられている菩提樹は、ヨーロッパボダイジュの仲間のシナボダイジュ(Tilia miqueliana)で、紛らわしいことに、お数珠を作る菩提樹の実は、こちらのシナボダイジュの仲間の実なのです。小生の推論ですが、植物分類学が普及していなかった時代、インドボダイジュは寒い地方では育たないため、(見方によっては)葉の似たシナボダイジュを仏教寺院に植えたものが、はるばる日本まで広がったのではないでしょうか。どちらの菩提樹も姿は格調高く気品があります。

  Aug 31, 2008

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  ガーデンの野草たち

  昨日の予報とはうって変わって、朝から良く晴れました。昼間は少し蒸しましたが、午後になって湿度も下がり清々しい秋のような(もう秋でしょうか)日になりました。久々に雨も上がったので、庭に出てみたら、センニンソウが花盛り☆Clematis terniflora(センニンソウ)この地方には常緑性のセンニンソウは自生せず、代わりに落葉性の類縁種、ボタンヅルがあちらこちらで見られます。種が飛んでくるとは考えにくいので、この株は前に住んでいらっしゃった方がお植えになったものでしょうか。Clematis terniflora(センニンソウ)庭木の陰に植えたレンゲショウマも、雨の日が続く間にだいぶ咲き終わっていましたが、何とか残りの花を見ることができました。Anemonopsis macrophylla(レンゲショウマ)この株は山野草の好きな知人に、数年前に頂いたものです。この夏、ようやく花をつけてくれました。

  Aug 31, 2008

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  常緑の原種シクラメン

  今日も雨が降ったりやんだりでしたが、大雨は降りませんでした(今のところですが…)。今日またひとつ、シクラメン・プルプラッセンス(プルプラスケンス)が咲きました。まだ花弁が伸びきっていませんが、もう少し伸びてシクラメンらしい形になります。Cyclamen purpurascens通常は夏から秋咲きですが、この株は葉の模様こそ並ですが、花の色も通常より濃い目のピンクよりで、真冬以外は年中ポツポツと咲いてくれます。原種シクラメンの中では唯一の常緑種で、ほかの種類と違い一年中乾燥させないようにしています。自生地が北イタリアからチェコあたりと、通常の地中海沿岸地域ほど乾燥しない地方ですから、その性質もうなずけます。香りは原種の中でももっとも強めで、スズランのような甘い香りです。

  Aug 30, 2008

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  Phal. ベリーナ

  ティータイムを過ぎる頃からまた雨が降り出しました。ここも土石流危険区域に近いので、豪雨にならなければ良いのですが(汗)。週末は更新できるかわかりませんので、明日紹介しようと思っていたファレノプシス・ベリーナを紹介しておきます。そんなに沢山の種類があるわけではありませんので、あまりいっぺんに出すとネタ切れになってしまいますが…(笑)。この固体は割とセパル、ペタルの先までピンクになる綺麗な個体です。Phalaenopsis bellina(Syn. Phal. violacea Borneo Type)今年はやたらとネットに登場している気がするのですが、ここは田舎で情報がないのですが、ひょっとして、全国の都市部ではホームセンターなどで安売りされていますか？？この種に限らず、沢山出回るのは愛好家にとっては安く入手できることになるので結構なのですが、結果的に沢山の家庭で枯れる個体も増えるのでは、とちょっと心配になります。こちらのベリーナ、セルレアの株もあります。だいぶ蕾も膨らんできましたので、開花しましたらまた紹介します。週末をはさんでお返事できないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

  Aug 29, 2008

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  ストライプ系胡蝶蘭の交配親?

  今日も原種の胡蝶蘭を紹介します。ファレノプシス・リンデニーです。花径は3.5cmくらい、葉にはスチュアーティアーナやシレリアナのように斑が入り、花のないときでも楽しめます。香りは残念ながら感じられません。この種類ももう2ヶ月近く咲いてくれています。今までに6花が終わり、現在残りの4花が開花中です。Phalaenopsis lindenii今のところ花茎の長さが約30cmですが、最後の蕾が開きかけるころから先端の芽が伸びだしています。花が終わっても花茎を切らなければ先にまた花がつくと思いますが、管理しにくくなるかもしれませんので、このまま伸ばすか、枝分かれも期待して、最初の花の上で切るか悩むところです(^ ^;)

  Aug 29, 2008

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  箱入り花嫁さん

  おはようございいます。ご訪問いただいた皆さんも、大雨は大丈夫でしたか？こちらでは、昨夜から明け方まで降り続きました。大雨ではありましたが、豪雨ではありませんでした。被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。今朝はすでに雨も上がり、今は薄日も差したりしています。今夜はまた油断できませんが…大雨で庭植えの薔薇は悲惨な状態になっていますが、まだ強風が吹かなかっただけでも幸いでした。我が家では、雨に弱いティーローズはほとんど庇の下に匿っています(笑)。そんなわけで、大雨にもかかわらず代わる代わる咲いてくれます。涼しくなって来たせいでしょうか、暑い時期はショボイ花ばかりでしたが、だんだん花も大きくなり、色、形ともに整ってきました。今日は我が家のベストティーローズのひとつ、ザ・ブライドをご紹介。The Bride(Tea)ロゼットは作りませんが、それでも花弁数は多く、繊細で素敵なティーローズです。花は文句なしですが、長めのとげが多いのと、徒長気味の枝振りが難点といえば難点でしょうか。しかし考えようによっては切花向きともいえます。

  Aug 29, 2008

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  Den. オーリキュラタム別固体

  今日は雨も本降りになってしまい、外作業もできませんので、更新が多いです(笑)。昨日紹介したデンドロビウム・オーリキュラタムは我が家にもう一株あります。こちらはまだそんなに大きな株ではありませんが、花が昨日のものといくらか違います。原種は花形の整わない｢ハズレ｣もありますが(ハズレというのはあくまでも人間の身勝手な先入観だともおもいますが)、個体差で色や花形などに違いが出て、それがまたたくさん集まってしまう原因ともなりますね(苦笑)。こちらの写真は今年4月のものですが、つい先日も2個花をつけてくれていました。Dendrobium auriculatum純粋無垢なアルバ系の花も綺麗ですが、こちらはこれでまた別の趣があります。

  Aug 28, 2008

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  クールな美人

  初夏の頃からさまざまな原種の胡蝶蘭が、入れ替わり立ちかわり、花をつけてくれています。今日はファレノプシス・ビオラセア(ビオラケア)をご紹介。この固体はセルレアと呼ばれる、ブルー系の花が咲くタイプです。Phalaenopsis violacea fma. coerulea最近は｢香りの胡蝶蘭｣と銘打ってビオラセアがよく流通しているようです。それらは以前ファレノプシス・ビオラセアのボルネオタイプと呼ばれていました。最近ではファレノプシス・ベリーナ(Phal. bellina)として、ビオラセアとは別種と扱われているようです。そちらのベリーナは、また今度紹介します。

  Aug 28, 2008

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  秋咲きシクラメンの原種

  秋咲きシクラメンの先陣を切って、原種のシクラメン、シプリアム(キプリウム)が咲き出しました。Cyclamen cyprium地中海のキプロス島原産のために、この名があります。まだ花芽が2本上がっているだけですが、これからたくさん出て来ます。緑地にシルバーの大理石模様の綺麗な葉もいっしょに出てきます。通常は10～11月頃に咲くのですが、急に涼しくなったからでしょうか。今年は咲き始めが早いです。シクラメンの原種はだいたいそうですが、とても小さな花です(単3乾電池と大きさを比較してみてください)。Cyclamen cyprium強くはありませんが、甘い香りがあります。蘭も薔薇もそうですが、やはり香りのある花は魅力ですね。

  Aug 28, 2008

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  和風の草もの盆栽のようです

  今日はもうひとつ。デンドロビウム・オーリキュラタム(アウリクラトゥム)です。そんなにまとまって咲いてはくれませんが、だいぶバルブ数も増えてきたので(数えたら20以上ありました)、いつもどこかにポツポツと咲いてくれています。現在も蕾が4つありますd(^-^)b。遠目には草もの盆栽のような、涼しげな雰囲気になりました。Den. auriculatum細いバルブに大き目の花がぶら下がるように咲きます。(暗い場所でコンパクトデジカメで撮ったので、被写界深度が浅めですm(_ _)m)この花は白一色でアルバのように見えますが、我が家にあるもう一株は、花の中心に濃い紫の筋が入ります。Den. auriculatum麝香のような甘い上品な香りがあります。我が家にはDen. モスカタムはありませんが、モスカタムもその名の通り、麝香の香りがあるのでしょうか。

  Aug 27, 2008

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  夏のなごり雪

  今朝は久々に快晴の青い空を見ました。今はもう薄曇になってしまいましたが、久しぶりに朝日を仰ぎました。夏の暑い時期は薔薇たちもしょぼい花しか咲かせてくれませんが、原種のファレノプシスたちは、春から夏の間じゅう代わる代わる花をつけてくれています。これは原種ではありませんが、原種のドリティス・プルケリマと交配で、ドリティノプシス・ハツユキ・'なごり雪'です。我が家にはあまり交配種はないのですが、この花は原種のような雰囲気をもっているミニ胡蝶蘭で、ほかの原種たちと一緒に咲いていても違和感がありません。Dtps. Hatsuyuki 'Nagoriyuki'2ヶ月近く咲きつづけていて、もうすでに10花が咲き終わりましたが、まだ4花が開花中です。

  Aug 27, 2008

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  梅雨寒のような…

  今月に入ってしばらくは猛暑だったのに、このところ梅雨寒のような日が続きます。もう9月並みの涼しさです。それでも西日本では暑い日が続いているのでしょうか。いきなり温度が下がって、熱帯の蘭たちの生育がちょっと心配です。今日はとりあえず雨にはなっていません。雨のやみ間にティーローズのブルーメンシュミットと、キッチンの出窓を覆うようにソンブルイユが咲いています。Blumen SchmittSombreuil涼しくなったのに、草刈り機の音と競うように、まだ元気にミンミンゼミが鳴いています。

  Aug 26, 2008

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  マドンナリリー

  マドンナリリーに憧れています。バルカン半島から西アジアにかけて自生するという、聖母マリアさまに捧げられる純白のユリです。育ててみたいと思いますが、この土地の冬の寒さにはおそらく耐えられないでしょう。ポット植えにして見れば大丈夫かもしれません。この国にも素敵な白百合は自生していて、おなじみのテッポウユリがそれです。梅雨のさなかにテッポウユリの花は終わってしまいましたが、こちらは、タカサゴユリ。Lilium formosanumこの花は、テッポウユリの球根として我がガーデンに来たものです。この地ではまだあまり見かけませんが、種が飛んでよく増えるため、大都市近郊の住宅地などではよく野生化しています。花が綺麗なためか、雑草として抜かれることは少ないようです。

  Aug 25, 2008

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  遅咲き

  今月に入って、ようやくフウランが咲きはじめました。夏の夜にこの花が香ると、夏の短いこの土地でも夏が来たな、と実感するのですが、今年は梅雨のころまで寒く、梅雨が明けたら明けたでいきなり暑い日が続いたためか、例年よりひと月近く咲くのが遅くなりました。これから10日ほど、夜毎に部屋中を満たすほど甘く香ります。この花の唇弁の後ろからは長い｢距｣と呼ばれる管が伸びていて、その奥に甘い蜜を蓄えています。その長い距の奥まで届く長い口吻を持った蛾だけが、この花の蜜を吸うことができるのでしょう。何万年も前からの、この花と蛾との静かな約束…夜だけ香るその甘い香りで、いったいどんな蛾を誘っているのでしょう。フウランの自生しない寒いこの土地には、おそらくその蛾はいないのでしょうね。

  Aug 16, 2008

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