9.11ですが
【送料無料】想像ラジオ [ いとうせいこう ]3.11の話です。旦那の伯父さん・伯母さんを始めとして、亡くなられた方々の肉体的な苦痛が少しでも少ないことを祈っています。今でも。御巣鷹山の事故の時も、阪神・淡路のときも。最初、ラジオのしくみがよく分からなかったのだけれど、聞いているうちにだんだんと呑み込めてきます。学生時代に聞いていた深夜ラジオのように、ほんとうにすんなり入ってきます。ひとりひとりのリスナーの生活です。じんわりと、切ない気持ちになります。でも、ほんわかしたりもします。メールの間にかかる音楽は、モンキーズ以外あまり知らないものだったけれど、モーツァルトのレクイエムはわかります。というか、TVで津波の様子を見ている時、ずっと頭の中に流れていました。水が引いて、すべてが持って行かれた、かつて町だった風景を見ては、戸田誠司氏の“There She Goes”が流れていました。リスナーの皆さんの、メンタルではなく(これは無理だから)フィジカルな苦痛が少ないことを祈ります。福島の復興あってのオリンピックです。皮肉ではなく、プレゼンどおり完全に原発事故をコントロールして欲しい。