2007/05/18(金)10:10
お弁当って
夜中にお弁当の下ごしらえをして、
早朝、仕上げをする毎日。
完全に寝不足だとはいえ、
まるで新婚の初々しさのよう。
うきうきしながら、娘のお弁当作りに励む毎日だが、
味見がおいしくて、この夜中という時間帯は危険。。。
(きゃあぁ~、おなか空くのよねぇ、この時間。。)
疲れとアルコールで、
味見がすすむ。
おいしい!”
この下ごしらえって、とっても大事。
というか、わたしはそれが好き!
既製のものがあふれる中で、
あえてお弁当。
下ごしらえしなくても、かわいくて便利なお弁当素材は山ほどある。
だけど。。
あえて、わたしは素材にこだわってしまう。。
自給自足の生活でないにしても
きれいな既製品よりも、
不細工な手をかけたものが好きなのだ。
これは、もう嗜好の問題だ。
現代の日本社会において、コンビニエンスでないことだけは確かだ。
っつうかぁ~~~、単なるくいしんぼう!!????
手間暇かけてっていうけれど、
というよりも、
単に自分の好みに合うものを口にしたい!!!ってこと。
家族それぞれ好みが違うのは、
わたしにとってはかなりの困難で、苦痛でもあったのだが。。
一皿ずつカレーの味を変えていた日常を、
バカげていたと、今頃反省しても、始まらない。。。。
コンロが3つしかないのを、どれだけ嘆いたか。。
電子レンジやオーブントースターやカセットコンロまで総動員して、
大量にお鍋やボールを使って、好き嫌いの多い家族を呪ったりもしたものだが、、、
全部自分が、お膳立てしてしまっていたのだ。
家族の好みを尊重しない選択も、出来たに違いない。
好き嫌いのないわたしと同じように、
しつけという大義名分の下に、有無を言わさず、食べさせることもできたかもしれない。
それをしないのを選んだのはわたし。
面倒くさいことを、選んだのはわたし。
嫌いな食材を作らないために工夫しすぎたのは、わたし。
しなければならなかったわけでもなんでもない。
義務だ責任だなどと、勝手に思い込んでいただけ。
試練でもなんでもない。
創造することは、単純に楽しい。
エネルギーが活性化される。
誰々のためと、恩着せがましくする必要はない。
わたしがおいしいと思うものを押し付けているのは、わたしの方だったのだ。
一般化された万人が好むものよりも、
自分の嗜好を大事にして従いたい。
それは決して、便利でも楽でもない選択。
そんな選択しか出来ない生き方を選んだのはわたし。
楽ではないけれど、楽しい♪