12回で1サイクル
昨夜は、今年最後の、ビヨンド・ザ・フェンス。そして、わたしにとって、フェンスとしての最後のステージとなった。ビヨンド・ザ・フェンス、フェンスを越えて~~それぞれ人には、フェンスがある。そのフェンスを越えて、この場を共有する。そういう場を、この1年間、毎月毎回違う味わいを、実感してきた。これからも、この場での実験は続いていくだろうと思っていた。が、以外にも昨夜、「シアター・ザ・フェンス」というカンパニーを越えて、わたしは、フェンスメンバーを去ることになった。この場は続いていくが、パフォーマンスメンバーからは、外れる事になった。終わってみるまで、考えてもいなかった事だったが、そういう時期に来ていたのだろう。終わってから、最後だったと、後でわかるというのも、まんざら悪くないのかもしれない。もっとも、入団するときから、いつの日か、この日がやってくることは、知っていたに違いない。この12月で退団するメンバーが、他に2人いる。それぞれが、カンパニーの代表として自分の道を歩んでいくのだ。個人が変化し続けるように、カンパニーもグループも、有機体である限り変容し続ける。それぞれの決意表明を眼前にしながら、そうかぁ~、それぞれの道を行くんだねと、送り出すつもりでいた。あら、気がついたら、わたしも同時に、わたしの道を歩き出さねばならない事になった。ALLプレイバックシアターの代表として。わたしのプレイバックシアターを実験し続け、仲間と共に模索し続けるのだ。感慨深い自分の事なのに、自分がこうしようと強い意志を持って決断したのではなく、気がつくと、そういうことになっていた。迷う選択肢がなかった。人生をコントロールしようという意思は、すでにもうない。どうやら、わたしのことではあるけれど、わたしに決められることなんて、それほどありはしない。人生とは、そういうものなのだろう。すでに決まっていて、そのことを承諾するか否かだけの事。受け容れて、人生を歩いていくのか、拒否って、駄々をこねて立ち止まるのか。残された道は、ただひとつ。ならば、歩いていこう。これからも。旅は道連れ、世は情け。ご縁のある方、袖すりあう人、よろしくです!!