2009/06/14(日)20:30
◆Aサイン・デイズ
こんなものを手に入れた。。。
沖縄返還前のドル時代・・・
米軍及び琉球政府により米国軍要員を相手に営業できる営業許可書。
これがAサインだ♪
●私の父親家系はもともと沖縄は宮古だと聞いているが、私自身沖縄の土は踏んでおらず、
親父が連れて帰省しなかった理由はいろいろあったと推測できる。
戦争で母親や兄を亡くし、(沖縄大学学長の娘さんと理由あっての離婚劇もあったらしが・・・)
ハワイ州旗(1949設定)と琉球旗(1950設定)
戦後、アメリカの統治下になった琉球(沖縄)。
生き残った三人兄弟、二人叔母も進駐軍と恋に落ちアメリカ本土へと渡米、
現在も家族と共にアメリカ暮らしをしている。
ドル時代の沖縄は朝鮮戦争そしてベトナムへの発進基地として栄え、親父も基地での
アルバイトを経験に「これからの時代は英語社会だ」と思ったのであろう。
そして一旦は中央大学へ進学するがフルブライト留学制度の試験をパスし、
アメリカのデンバー大学院へと進む・・・フルブライト留学一期生には
政治評論家の竹村健一などが有名であるが、親父は二期生にあたる。
当時としては珍しい人物でもあることを大人になってだんだん実感するのだが・・・
はドル時代に琉球列島/米国民府の発行による親父の日本渡航証明書。
いわゆる日本(大和国)へ来るためのパスポートでもあります。
(50'~60's当時物のスーベニアバックルのお宝)
極東アジアに配置した米軍基地が刻印されている。
親父の話は長くなるので、ベトナム戦争時代の沖縄をロックバンドの視点から
うまく描いた映画「Aサインデイズ」が今回のお奨めの一本です
Aサインデイズ(1989年)
監督:崔洋一、主演:ARBの石橋 凌(横浜映画祭主演男優賞受賞)
●Aサインデイズ(DVD) !
■1968年沖縄。アメリカ軍下士官や将校が集う店で働く16歳のエリは、ある日、
地元の人気バンド"バスターズ"のリーダー・サチオと運命的に出会う。
Aサインバー(米軍を相手に風俗営業を営むことを許可された店)でのエネルギッシュな
ステージに圧倒されるエリ。と同時に歌への情熱が心の中で生まれていた。
ベトナム戦争と本土復帰にゆれる60年代後半から70年代にかけての沖縄で、
ロックにすべてを燃やすひとりの女性(実在のロッカー喜屋武マリーがモデル)の愛と青春の日々
ドル時代の沖縄に使われていたナンバープレート。
(こいつも今じゃマニアの間では高値で取引されている)
バスターズの生々しい演奏と演技、
ライブハウスのマスター大地康雄もイイ味をだしている
そしてラストの
喜屋武マリー自身が歌う「愛は限りなく」がVERY GOOD!!
Okinawa on my mind~
そう・・・
琉球は僕にとって本当の意味での故郷なのかもと感じてしまうのだ。。。
☆楽しめた方はPUSH!
ゴールデン☆ベスト 紫