同級生から「死ね」
堺市の発達障害のある女子中学生が被害訴える
大阪府堺市の市立中学校で、無視されたり、
「死ね」などと言われるいじめを受けているとして、
いじめを受けた生徒と母親が記者会見を開き、
被害を訴えました。
■同級生から『死ね』
「校長はいじめられる側に原因がある」と母親
生徒の母親によると、
堺市立の中学校に通う中学3年の女子生徒は、
入学当初から、同級生らから無視されたり、
「死ね」などと言われるいじめを受けました。
女子生徒が自傷行為を繰り返すようになったことから、
母親は繰り返し学校側に相談しましたが、
母親によると校長は
「いじめられる側に原因があるからいじめが起きる」
などと取り合わず、
いじめが解決する見通しが立っていないということです。
■発達障害のある女子生徒「いじめってすごくしんどい」
母親によると、
女子生徒には発達障害があるということで、
28日堺市内で記者会見を開いた母親は
「発達特性のある子どもは
いじめられても仕方ないのでしょうか。
学校や教育委員会のいじめに対する認識の甘さに、
ずっと辛い思いが続いている」
などと訴えました。
また、会見に同席した女子生徒は、
「いじめってすごくしんどいし、
何もかもやる気がなくなる」
「教室にも行きづらくなったり孤立感を感じたりして悲しい。
勉強が追い付けなくなって、勉強面でも不安がある」
「いじめで苦しんでいる人がいなくなってほしいです」
と訴えました。
■中学校でのいじめ『第三者委が調査』実施 小学校でもいじめ被害
一連の中学校でのいじめについて、
堺市では第三者委員会が調査を行っているということで、
堺市は「調査の結果を待ちたい」としています。
この女子生徒は、
堺市立の小学校に通っていた2019年ごろにも、
仲間外れにされるなどのいじめを受け、
不登校となり、
その後転校を余儀なくされていて、
2021年に堺市の第三者委員会が、
学校側が発達障害の特性を考慮せず、
適切に対応しなかった、
などとする調査報告書を公表しています。
■小学校でのいじめ 堺市に賠償求め提訴 堺市は争う姿勢
小学校でのいじめについて、
生徒側は加害生徒の保護者と堺市を相手取って、
損害賠償請求を求めて提訴していて、ことし7月、
加害生徒側とは和解が成立しましたが、
堺市側は引き続き争う姿勢を示しています。
[goo ニュース]
苛めはどこの社会でも起り得る現象ですね。
小学校でも同じ境遇で和解できたのなら、
今回もなんとかその方向で、と祈るばかりです。☄