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テーマ:普通の日記(13331)
カテゴリ:ニュース
障害は「人類の歴史における当たり前の一部」である 「障害者と歴史学」池田嘉郎、北村陽子編 「障害者と歴史学」池田嘉郎、北村陽子編 「障害」とは耳慣れない言葉だが、1980年代、 北米やイギリスにおける 障害者運動と障害学の勃興の下で始まった。 身体的、精神的に大多数の他者と異なることに 位置づけられる「障害」という概念が 生み出された歴史的プロセスや、 障害者を周縁化してきた社会構造、制度、思想、文化、 基本などの解明を目指す比較的新しい学問だ。 これまで歴史学においては、 ジェンダー史などと 同様に障害の問題が不可視化されていたが、 近年さまざまなアプローチがなされている。 本書にはそうした研究の成果・動向が 概観できる論考が収められている。 各論考のテーマは多岐にわたっている。 ①日本史研究における障害(者)の通時的史学史 ②日本古代の国家政策と疾病(障害)者との関係 ③健康・衛生思想の観点から疾病と障害が 歴史的にどう捉えられてきたのか ④第1次世界大戦後のソビエト・ロシアにおける 障害者兵士やそのほかの 障害者に対する社会保障政策 ⑤20世紀ドイツにおける戦争障害者の リハビリ手段としてのスポーツ ⑥日本における草創期盲唖教育の中心を担った 民間団体「楽善会」の活動 ⑦ダウン症のある子どもを育てる 母親たちのエゴ・ドキュメント ⑧太平洋戦争末期における精神病院の実態。 こう並べただけで障害史が抱える問題の広さがわかる。 中でも、戦争障害者の問題は、 傷を負った兵士を再び戦力として活用する という国家戦略と社会保障およびリハビリ とが密接に関わっていることは注目に値する。 パラリンピックの起源は、 1948年にイギリスの病院で開催された 戦争障害者たちの競技会であることが、 それを示している。 人が生活をしていく中で さまざまな障害を被ることは決してまれではない。 障害は「人類の歴史における当たり前の一部」であり、 障害史がグローバル・ヒストリーに 接続していくことの必然性を書は明らかにしている。 [日刊ゲンダイDIGITAL] 障害者と歴史学 史学会シンポジウム叢書 歴史書 学術書 日本史 社会福祉史 障害者福祉の歴史的変遷 差別と共生 史料分析 研究論文集 専門書 読書 学習 参考図書 障害は、「人類の歴史における当たり前の一部」、 昔からバリアフリーは謳われていたんですね。 とても興味深い一冊ですね。☄ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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