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2026年07月14日
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カテゴリ:ニュース
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障害は「人類の歴史における当たり前の一部」である
「障害者と歴史学」池田嘉郎、北村陽子編



「障害者と歴史学」池田嘉郎、北村陽子編

「障害」とは耳慣れない言葉だが、1980年代、
北米やイギリスにおける
障害者運動と障害学の勃興の下で始まった。

 身体的、精神的に大多数の他者と異なることに
位置づけられる「障害」という概念が
生み出された
歴史的プロセスや、
障害者を周縁化してきた社会構造、制度、思想、文化、
基本などの解明を目指す比較的新しい学問だ。

これまで歴史学においては、
ジェンダー史などと
同様に障害の問題が不可視化されていたが、
近年さまざまなアプローチがなされている。

本書にはそうした研究の成果・動向が
概観できる論考が収められている。


 各論考のテーマは多岐にわたっている。

①日本史研究における障害(者)の通時的史学史
②日本古代の国家政策と疾病(障害)者との関係
③健康・衛生思想の観点から疾病と障害が
歴史的にどう捉えられてきたのか
④第1次世界大戦後のソビエト・ロシアにおける
障害者兵士やそのほかの
障害者に対する社会保障政策
⑤20世紀ドイツにおける戦争障害者の
リハビリ手段としてのスポーツ
⑥日本における草創期盲唖教育の中心を担った
民間団体「楽善会」の活動
⑦ダウン症のある子どもを育てる
母親たちのエゴ・ドキュメント
⑧太平洋戦争末期における精神病院の実態。


 こう並べただけで障害史が抱える問題の広さがわかる。

中でも、戦争障害者の問題は、
傷を負った兵士を再び戦力として活用する
という国家戦略と社会保障およびリハビリ
とが密接に関わっていることは注目に値する。


 パラリンピックの起源は、
1948年にイギリスの病院で開催された
戦争障害者たちの競技会であることが、
それを示している。


 人が生活をしていく中で
さまざまな
障害を被ることは決してまれではない。

障害は「人類の歴史における当たり前の一部」であり、
障害史がグローバル・ヒストリーに
接続していくことの必然性を書は明らかにしている。

[日刊ゲンダイDIGITAL]




障害者と歴史学 史学会シンポジウム叢書 歴史書 学術書 日本史 社会福祉史 障害者福祉の歴史的変遷 差別と共生 史料分析 研究論文集 専門書 読書 学習 参考図書





障害は、「人類の歴史における当たり前の一部」、

昔からバリアフリーは謳われていたんですね。


とても興味深い一冊ですね。








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Last updated  2026年08月14日 14時58分40秒
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