■電子の小箱

2010/02/21(日)07:32

京都散歩 その弐

最悪の男が歩く、最良の関西(100)

 最近、ブログ更新のペースが落ちました。以前なら一気に書いていたものを「その壱」「その弐」に分けてしかもその間、10日以上たってしまったという始末。さて、赤山禅院(せきざんぜんいん)のあと一乗寺のファミレスでたっぷりガソリンを補給してから再び修学院前駅へ。次に向かったのは鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)です。    ここは今回が初の参拝。京都ではもう見るべき神社など残っていないと思っていましたがこんなに素敵な神社がまだあったとは・・・。やはり古都は奥が深いということでしょうか。   曼珠院方面への小径。神社の向きから言えば、ここが本来の参道なのかも知れませんがなんとも言えず、私好みの参道です。この神社の御祭神は素盞嗚尊ですが、八坂神社などのいわゆる祇園系の神社ではありません。   素盞嗚尊と言うよりは、須佐之男命と言いたいほど出雲の香りが漂う神社でした。素盞嗚尊は天照大神の弟ということになっていますが、私は出雲の神だと思っています。出雲の神と言えば大国主命ですが、その大国主命も古事記の神話の中では素盞嗚尊と深く関わっています。大国主が葦原中国(あしはらのなかつくに=日本)を支配出来たのも素盞嗚からもらった大刀、弓などのおかげであるかのように神話には記されています。ま、実際は「もらった」のではなく素盞嗚の娘の須勢理毘売(すせりびめ)といっしょに奪い取ったものですが。一方八坂神社などに祀られているスサオヲは神仏習合の時代に素盞嗚と同一神とされた祇園精舎の守護神「牛頭天王」のこと。同じスサノヲを祀る神社でも、八坂、弥栄、弥榮と称される祇園系の神社と須佐之男(須佐のおとこ)である素盞嗚を祀る出雲系の神社は性格が異なると思っています。余談ですが・・・。 さて、ガソリン代には散財を惜しまないple夫婦ですがけっこう拝観料を取られるお寺は敬遠がち。門前まで行きながら、拝観料の値段を見て引き返したこともしばしば(笑)そんな私たちが、久しぶりに拝観料を払ったのが次に行った曼珠院門跡。と言うわけで「その参」に続く。UPするのはいつになるかは不明ですが・・・。   .

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