風のように光のように   

2007/08/01(水)20:45

幾何学を讃嘆する詩

数学(11)

  ☆幾何学を讃嘆する歌☆  万象の微を極むれば  点とこそなれ此の点ぞ  我が幾何学の始源なる  それ一点の行くところ  一たび動けば線となり  二たび動けば面となり  三たび動けば体となる  見よ幾何学の微妙空  平行線か天の川  同心円の月の輪に  流るる星の軌跡しも  推理し来れば幾十線  幾個の角の去来みな  自然の法を示現して  不尽の鉱の金砕く  鶴嘴とめて思ふかな  真理は不磨の山を成し  巧致は不羈の雲となり  妙興尽きぬ大海に  ああ何人か棹して  千里の帰路を思はんや  若しピタゴラスの定理得ず  相似の理論なかりせば  何の科学か世にあらむ  至妙至真の幾何学を  至純至巧の幾何学を  ああ如何にして我は讃嘆へむ  ああ如何にして我は讃嘆へむ

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