1456224 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

山田維史の遊卵画廊

PR

Freepage List

☆新アダムとイヴの誕生


☆新アダムとイヴの誕生2


無量寿経シリーズ


新アダムとイヴ「私は美しい」シリーズ


☆回 顧 展 part 1


☆回 顧 展 part 2


DRAWINGS 1


DRAWINGS 2


DRAWINGS 3


小さな絵日記より


回顧展:静物画(1)


山田維史の「和」


素描(1)野菜シリーズ


素描(2)貝殻シリーズ


素描(3)はんなりシリーズ


素描(4)人形シリーズ


回顧展Part3


回顧展Part4


☆ディクスン・カーの為のブックカヴァー


part 2  早川書房版


☆詩画集「遊卵飛行」


☆ブック・カヴァー選集


イギリス・ミステリ傑作選カバー


サンリオSF文庫他


光瀬龍、宇能鴻一郎、泡坂妻夫ほかカバー


ハヤカワ・ノヴェルズ、他


★絵のない装丁


ドラキュラ叢書


☆挿し絵  Part1『闇の国の子供』


Part2『妖怪博士ジョン・サイレンス』


Part3『プラネタリウム』


Part4『世の終わりのイヴ』


Part5『洪水伝説』他


Part6 児童書その他の挿画


Part7 『心霊術入門』その他


Part8『別冊宝島仕事の本』


Part9 初期雑誌挿画:Tadami Yamada's Works


ドラキュラ叢書『ジャンビー』挿画


ドラキュラ叢書『幽霊狩人カーナッキ』挿画


■論文(1)卵形の象徴と図像


(2)ユングの風景画


(3)画家ムンクの去勢不安


(4)夢幻能と白山信仰


(5) 城と牢獄の論理構造


(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


(7)病める貝の真珠


(8)英語論文:能の時空間の現代性


(9)『さゝめごと』に現われた十識について


(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


☆自画像日記


☆インタヴュー Vol.1


☆インタヴュー Vol.2


☆インタヴューVol.3


☆インタヴューVol.4


日替りコラージュ回顧展


日替りコラージュPart2


日替りコラージュPart3


日替りコラージュPart4


日替りコラージュPart5


日替りコラージュPart6


日替りコラージュPart7


日替りコラージュPart8


日替りコラージュPart9


日替りコラージュPart10


日替りコラージュPart11


★山田芝恵書道展


Tadami Yamada's short story


Death Mask


That Man


The Infancy Lover's Suicide


★Poetry of Tadami Yamada(1)


Poetry of Tadami Yamada(2)


Poetry of Tadami Yamada(3)


Poetry of Tadami Yamada(4)


Poetry of Tadami Yamada(5)


Poetry of Tadami Yamada(6)


Poetry of Tadami Yamada(7)


Tadami Yamada's HAIKU


Tadami Yamada's HAIKU (2)


★山田維史の画集・年鑑


Free Poster (無料ポスター)


Free Poster 2 (無料ポスター)


Free Poster 3 (無料ポスター)


Archives

May 26, 2017
XML
カテゴリ:本、古書、装丁
 年に3回刊行される『SPECTATOR』(スペクテイター)という、知る人ぞ知る雑誌がある。発行は有限会社エディトリアル・デパートメント(長野県長野市)、発売は幻冬社(東京)。そのNo.39が発行元より届いた。

 本号は「パンクマガジン『Jam』の神話」と銘打たれている。1979年に、いわゆる自販機雑誌として出版界・読書人に、一方で驚嘆絶賛され、一方で顰蹙と批難された『Jam』を特集している。そして、じつはその『Jam』の創刊号に、私はブラックユーモア風な漫画を2ページにわたって描いていた。それが送られてきた『SPECTATOR』に再掲載されているのである。

 過日、『SPECTATOR』の編集者赤田氏が電話をしてきて、再掲載の許可をもらえまいかと言った。
 38年前の若描きであるので、私はいささかならず躊躇した。のみならず、私はその漫画を、当時、我家に直接訪ねて来て依頼した『Jam』の編集者美沢氏の勧めで、ペンネームで発表していた。私がペンネームで発表した唯一の作品だった。私は、赤田氏がそのペンネームから私・山田維史にたどりついたことに驚いたのだ。訊けば、私のこのホームページにその作品が掲載されていることを知ったのだという。そして、「なぜ、ペンネームにしたのですか? しかもMISAWAというペンネームは、編集者の美沢さんを連想しますが?」と言った。

 私はあらためて38年前の経緯を思い出していたが、これといって確かな理由は思い出せなかった。
 美沢真之助氏(故人)は、当時まだ日大芸術学部の学生だった。しかし異才と称すべき博識で、私は年下の彼を何の疑念もなく信頼し、勧められるままにMISAWAというペンネームにした。美沢氏は数度我家に足を運び、我家の夕食を一緒にしたこともあった。
 『Jam』への執筆を依頼される以前から、氏との面識はあった。田中泯さんの踊りのプロジェクトに関連して、そのプロジェクトのスーパーバイザーだった松岡正剛氏の工作舎か、あるいは踊りの現場で出会い、言葉をかわしていたのだろう。
 私は松岡氏の依頼で『身体気象図譜』にエッセイを書いていたので、美沢氏はむろんその文章を読んでいただろう。また、イラストレーターとして『奇想天外』や、荒俣宏氏のやっていた『幻想と怪奇』にも執筆していたので、私を知っていたのだと思う。
 そうそう、思い出した。同じ頃、田中泯さんがどこか地方で踊るために車を走らせていると、田舎道でひとりの老婆とすれちがった。「山田さんの絵のお婆さんだ!」と、スタッフと盛り上がったという。それは『宝島』誌に描いたイラストレーションだった。美沢氏はスタッフとしてその車に同乗していた可能性がある。

 私は、美沢氏の執筆依頼が『Jam』創刊号だというので、餞(はなむけ)のつもりで執筆を快諾したのだった。
 1コマ1ページ大の2ページ分の漫画は美沢氏と相談のうえで、見開き掲載ではなく表裏ページになるようにしてもらった。冗談が表裏ページである2コマによって成立するという設計である。
 同じポーズの裸女の第1ページ目の「MMM」「KKK」は「呻き声」ではあるが、次ページの爆発音としての「PUN」と組合わさると「PUNK」(ちんぴら)になる。また「PUN」という英語には「だじゃれ」という意味がある。昔の男の子たちは雨蛙の尻に麦わらを突っ込んで息を吹き込んだものだが、もちろんその悪ふざけがベースになっている漫画だ。
 そして、自販機雑誌がどんな雑誌であるかなどは、じつは私には何程の問題でもなかった。というのも、当時、私は『奇想天外』の編集者から紹介されて、SM雑誌の早川氏の依頼で、2度だけだったがその口絵を描いてもいたからだ。あるいはまた、このたびの『SPECTATOR』で言及されている『冗談王』誌も読んでいた。第1ページから最終ページまで冗談に徹した日本出版界初めての雑誌は、高杉弾氏の編集だったが、高杉氏は美沢氏とともに『Jam』を編集していた。
 
 思い出せば、いろいろなことが裏表に関わっていた。赤田氏は、「ホームページにあの絵を掲載したのはなぜですか?」と問うた。「今の私の年齢になって、すべての作品が自分の人生を作って来ているのだと思い、それを並べてみようと考えました」------そんなような意味合いの話しをした。そして、赤田氏の『SPECTATOR』についての真摯な言葉に、再掲載を許可したのだった(www.spectatorweb.com)。 








Last updated  May 30, 2017 01:47:24 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本、古書、装丁] カテゴリの最新記事

Comments

AZURE702@ Re[1]:マロングラッセならぬカキグラッセ(10/06) おのま@カナダさんへ  スモモ、いいで…
おのま@カナダ@ Re:マロングラッセならぬカキグラッセ(10/06) カキグラッセ旨そうですね。当地は例年よ…
AZURE702@ Re:ネットでみつけた映画のご紹介(07/24) おのま@カナダさんへ  ありがとうござ…
おのま@カナダ@ ネットでみつけた映画のご紹介 AZURE702さんへ お好みかどうか・・・ 半…
AZURE702@ Re[3]:太陽への旅、午後4時53分出発!(08/11) おのま@カナダさんへ ハハハ、おやすみ…

Favorite Blog

東亜大学cctクラ… New! ちゃれ3さん

大宮のホテルにて 釈迦楽さん

山田維史の画像倉庫 AZURE8080さん

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.