ZIGENのプラグイン開発 for Eclipse

現在、実装している機能を紹介します。

１．自動コミットモードの切り替え機能
２．SQL実行時間の表示（SQL実行・ビューで発行するSQLのみ）

です。

DBViewerPluginのSQL実行・ビューで発行されるSQL文は
デフォルトで、手動コミットモードで発行されますが、

自動コミットにしたい場合もあるということから
モードを切り替えできるようにしています。


開発TIPSを紹介しておきます。

１．ステータスバーへのアクセス方法（Viewの場合）

　protected IStatusLineManager getIStatusLineManager() {
　　IViewSite vieweSite = super.getViewSite();
　　IActionBars actionBars = vieweSite.getActionBars();
　　return actionBars.getStatusLineManager();
　}
　
２．IStatusLineManagerへのオブジェクト登録方法

　　上記メソッドからIStatusLineManagerを取得し、addメソッドを使えば
　　IActionやIContributionItemを登録することができる。
　　
　　今回のような場合は、ControlContributionを継承したクラスを実装する
　　ことになるが、ここで注意することがある。
　　
　　Label commitMode;
　　Label responseTime;
　　manager.add(new ControlContribution("ID1") {
　　　protected Control createControl(Composite parent) {
　　　　Label sep = new Label(parent, SWT.SEPARATOR); // セパレータを入れる
　　　　commitMode = new Label(parent, SWT.NONE);
　　　　commitMode.setText("コミットモード");
　　　　return parent;
　　　}
　　});
　　
　　manager.add(new ControlContribution("ID2") {
　　　protected Control createControl(Composite parent) {
　　　　Label sep = new Label(parent, SWT.SEPARATOR); // セパレータを入れる
　　　　responseTime = new Label(parent, SWT.NONE);
　　　　responseTime.setText("処理時間");
　　　　return parent;
　　　}
　　});
　　
　　という実装により、ステータスバーにItemを配置することができるが
　　この実装は「完全ではない」。
　　
　　Eclipseのワークベンチを起動し、ウィンドウサイズを変更(最大化、縮小化）する
　　とステータスバーの高さが2倍になるという現象が発生する。（私の環境だけ？）
　　
　　「セパレータ用のIDを個別にaddする」、とか
　　「１つのIDで、コミットモードと処理時間を配置する」とか、
　　試してみたが、どれもうまくいかなかった。
　　
　　ネットで調べてみたところ、なかなか良い情報は見つからず
　　結局は、Eclipseのソースを調査し、どういう実装をしているか調べ、
　　org.eclipse.ui.internal.util.StatusLineContributionItemを見つけた。
　　internalパッケージのため、ソースを流用して実装することにした。
　　
　　public void fill(Composite parent) メソッド内で
　　コンポーネントの幅、高さを設定することがポイントのようである。