カテゴリ:自転車
23日土曜日は午前4時に起きて準備をはじめる。
ゲン担ぎのカレーを食べてから昨夜パッキングした自転車を元に戻して自宅を出発。 出発地点のサコッシュまではおよそ25km。 のんびり走って買い物をして2時間、下北沢には8時30分には到着してしまう。 30分ほど公園でストレッチなどをしてからサコッシュの店頭まで移動し午前9時にスタートのツイートを打つ。 最初は井の頭通りを西へ進むとちょうどいいスピードのローディーを発見。 ありがたく後ろにつかせてもらう。 調子に乗って付いていると環八井の頭交差点を右折しなきゃいけないのに通過してしまった。 スタート直後に2kmもコースミスするんてなんということでしょうか。 直ぐに復帰して笹目通りでR17号へ向かう。 さすがに土曜日の午前中はトラックも走っているので道路はかなり混雑している。 埼玉県に入っても渋滞と信号機に阻まれまともに流れるようになったのは鴻巣市に入ってからである。 ある程度渋滞は予想していたのだけれど、アベレージが17km/hにまで低下するとは考えていなんだ。 それ以降はそこそこ気持ちよく流れる。 先月もサコライド釜飯で走ったコースなのでだいぶ気分は楽ですよ。 スタートから75kmの熊谷で最初のピットイン。 当初の見込みよりも50分も遅れているけれども焦っちゃだめよん。 ドリンクと食料を購入して再スタート。 次の停車駅は150km地点の軽井沢なんだけれども彩の国埼玉は暑い国なのでその手前で補給しないと厳しそうな暑さだ。 本庄に入ってから妹へ挨拶メール。 「いま自転車で本庄通過中(うふっ)」 きっとこの馬鹿さ加減にため息をついているであろう。 高崎からは釜めしの横川に向けてゆるい上り坂が続く。 前回のサコライド釜飯の際にはこの坂道がえらく長く感じたものだ。 今回も覚悟をして「マルマル、モリモリ」を歌いながらダンシングで駆け上るとあっという間に釜飯屋に到着。 案の定、碓氷峠を越える分のドリンクは残っていなかったので荻野屋の自販機で水だけ購入して直ぐにスタート。 碓氷峠を自転車で越えるのは初めて。 事前調査ではそんなにキビシイ勾配ではなかったはずなので飛ばさずにテキトーに登る。 有名な眼鏡橋ですね。 カップルが多いのはさすが軽井沢。 自転車を停めて写真を撮っていると 「なにこの人、この坂道を自転車で登っているの。キモっ!」 って顔された。(たぶん) そんなカップルばかりの駐車場には 「小熊が出ています。散策には注意」 と立て看板がありました。 熊にでも喰われてしまえ! とは思いませんでしたが、 コチラも自転車ですからパンクして修理中に熊にでも襲われたらたまったもんじゃありません。 写真を撮ったらすぐに発車。 登りで熊から逃げるのは無理だが、 下りなら熊よりも早く逃げられる。 けれども、せっかく登ったのにそれは惜しい。 それでも心拍数は140bpm以下でかなりじんわりと登っていく。 なにせこの区間はアベ14km/hを予想していたのだが、 実際には15km/h以下に落ちることはあまりなかった感じ。 たらたらと脚を削らずに熊に襲われないように登って行くと碓氷峠に到着。 写真の年配ローディーとちょっとおしゃべり。 同じく東京からやってきてこれから軽井沢駅まで行ったら輪行で帰るんだそうな。 なんやかんや話して先に行ってもらう。 峠到着をツイートしてからワタクシも軽井沢駅に向かう。 軽井沢駅に到着すると先ほどの年配夫婦ローディーがパッキングをしていた。 ここでまだ話が盛り上がる。 別に急いでいる旅じゃないので少し話し込む。 「こちらはこれから長野善光寺を回って甲府まで行って東京に戻るんですよ」 「え、それ何キロ位あるんですか?」 「えっと、540kmくらいですかね」 「じゃぁ今夜は長野で一泊ですか?」 「いえ、そのまま走り続けるんですよ」 とまぁいつのもの変態な所業を告白するハメに。 「いやぁ変態ですねえ」 「まったくこんなことを喜んでやっているなんて変態ですよ」 と話しているとどうも奥様はカフェサコッシュをご存知の様子。 世の中、広いようで狭いんですな。 ここでしばらく談義。どこかでラーメンでも食べたい気分よ。 が、軽井沢駅周辺にはラーメン屋さんがないのね。 しかたなくセブンイレブンで補給をしていると今度は青いBMWに乗った紳士に絡まれた(笑) 「これからどこいくの?」 「オレも昔はロードに乗ってコンビニで食事したもんだ」 などとまたしても談義が続く。 しかもこの紳士もどうもサコッシュをご存知の様子。 カップヌードルを食べてお腹を満たしたら元気が出てきた。 ツイッターを眺めるとワタクシとは逆周りの@Gensuke_HINO氏からリタイヤの連絡が入っていた。 むむ。同行のよしごみ氏が落車してペダルを損傷してしまったために走行不可のということだ。 @barubaru氏は膝が痛くなるからリタイヤする可能性大と言っていたような気がするが、 この時に彼がどうしているか全くわからなかった。 すでに1時間以上はスケジュールより遅れているのだけれどもまぁいいか。 日が沈みかける時間なのでみなさんこれから宿に向かうようだ。 信号待ちで会話するローディーも夕飯と風呂の話が聞こえてくる。 あぁ、風呂に入ってビールが飲みたい・・・ しかし今日は夜通し走らなければならないのだ。 軽井沢からはR18 ではなくロマンチック街道を使って上田を抜けて長野に向かう。 ロマンチック街道というなまえは聞こえがいいんだけれども、 自転車で走らせるとアップダウンがかなり多くて大変。 スピードは出るんだけれども下りがどうも苦手なワタクシ。 長い下りになると眠くなるんですよ。 ワタクシ、車で高速道路に入ると30分もしないうちに寝落ちしてしまうという変な特性があります。 なので長距離はまず運転しないのですがこの下り坂でやっぱり寝落ちした。 あぶないあぶない。 コンビニでコーヒーブレイクして眠気を吹き飛ばす 千曲川沿いに長野へ向かう。 もうどっぷり日が暮れているものの信号のつなぎはいいので快調に走る。 スタートから11時間半もかかって233km地点の長野善光寺に到着。 暗いのでろくな写真が撮れなくてすまなんだ。 長野からはR19で松本へ向かう。 この70km区間が今回最大の難所じゃないかと考えていた。 というのも実は長野から50kmほどはほとんど補給できるようなコンビニが無い上に鉄道もない。 川沿いの道路なので峠こそ無いものの外灯もないので自転車のライトだけが頼りである。 GENTOSなどの懐中電灯は配光パターンがよくないので光を無駄に散らしてしまうのが欠点といえる。 それでも長野から最初の25kmはアベ30km/hで快走する。 このころから第二波の眠気がやってきてスピードダウン。 いくら交通量が少ないとはいえ危険なので自販機の前で緊急ストップ。 停車すると今度は寒さがやってきた。 温度計は10℃を示している。 おいおいもう6月も終わりなのに10℃ってなんだよ。 ウィンドブレーカーを着込んで寝転がるが寒さがしみてきてうまく寝られない。 う~む。 それでもしばし身体を休めてホットの缶コーヒーを飲むと生き返った。 再度走りだして松本城に到着したのはスタートから15時間が経過したところだ。 東京ならすっかり終電のお時間である夜0時なのに街は賑やかだ。 なんだこれは? とにかく仮眠したい一心で駅前の歓楽街をさまよう。 飲み屋では学生たちが乾杯をやっているじゃないか。 なんでこの時間から乾杯なんだよ。 駅前に出るとそこには若者がワンサカいる。 おいおいあんたら電車なくなるぞ・・・ とそういう心配したってこちらではすでに電車はなくてタクシーか代行が動き回っている。 そういう街なのか。。。 というわけで駅前に24時間営業のマクドナルドを発見したものの、 店前はアタマが三ヶ月は交換していないダスキンモップみたいな人たちで囲まれていた。 これじゃ迂闊に駐輪できんのぉ。 駅周辺をウロウロしてみるがファミレスも見つからない。 スマフォを持っていないというのはこういう時に不便じゃのぉとは思うが眠いことには変わりない。 さてどうするか? 後半ルートに続く。
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最終更新日
2012.06.28 05:04:15
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