コンセント、入っていますか？

おはこんばんちは。

この週末は家族の住む横浜へ帰省しました。自転車で。

というと誰（一般人）もがひっくり返って驚きました。

滋賀県の安土から神奈川県の横浜まで距離にして400kmもありますから。

仕事がようやく一つの峠を越えて楽になったので、金曜日は午後半休で帰宅し昼寝。

夕方の4時半に安土駅から出発しました。この時間帯だと日差しもキツくなく、ラクに走れますね。

先日購入したビンドルラックというリアラックに着替えや輪行袋をくくりつけ、雨具はシートチューブのボトルケージに用意したもんだから、自転車の全体重量がマシマシなことに。。。 重いよ。

その重たい自転車で鈴鹿山脈を明るいうちに越えてR1に合流する頃には日没を迎えました。

R1はクルマこそ多いですが、流れているのでこちらもその流れに乗って名古屋中心部まで快走を続ける。

桶狭間辺りから疲れ始めてきて予定通り100km地点の豊明にあるコンビニにIN。

ここまで計画に対して10分の貯金なのでいい感じかな。牛丼食べて黒糖黒酢ジュースで疲れを消し、アイスコーヒーで眠気を追い払う。

ゆるやかなアップダウンの続く道をわざわざギリギリスレスレで追い越して行くトラック。それも追い越してから進路を塞ぐように路肩寄りに走るんですよね。ストレスフルな運ちゃんが多いんだろうな。

この日も潮見坂を回避するために姫街道経由で走る。豊川の中心街を抜けて本坂トンネル手前のセブンイレブンにIN。南アルプス天然水とついでにガリガリ君を支払おうとしたところ、手持ちのSuicaがどうしても見つからない。たぶん、さっきのコンビニに忘れてきたっぽい。うーむ、何やっているんだ！？Suicaの残額はあと4000円くらいだったハズ。モッタイナイな。

ガリガリ君食べて身体を冷やしたところで出発。時刻は0時を過ぎて人の気配もない浜名湖北岸を走って浜松中心街を回避してR1に復帰する。

いつもはクルマの往来でいっぱいのR1も深夜はまばらなもんだ。おかげで路面コンディションの悪い路肩を無理して走らずに済む。

200km地点 袋井のコンビニで休憩です。まだ計画に対して10分余裕ありだが、ここから眠くなって遅くなりそう。コーヒー飲んでみたものの、どんよりとした頭のせいか進みも悪い。

小夜の中山峠ですらヘロヘロになって登り、藤枝まで来るとすっかり夜明け前の明るさになってきた。なんとか仮眠せずに朝を迎えられそうだ。

宇津ノ谷峠を過ぎて安倍川で停車。昨年他界した同僚の出身地なので、一緒にやってきた仕事はいよいよ世に出ることを伝える。向こうに見えた富士山も写真を撮ると消えてしまった。

静岡駅前を過ぎた辺りから力が出なくなり前に進まなくなってきた。清水駅手前付近のセブンイレブンに緊急ピットイン。ご飯ものをモリモリ食べてゼリー系で急速回復を図る。

由比まで来てようやく朝イチで走るローディーとすれ違う。久々に自転車乗りを見たような気がするぞ。

吉原を過ぎて日差しが強くなってくる。今日も暑くなりそうだ。沼津の街を過ぎてR246に乗り換える。ここから御殿場まで23km登り区間だ。

ところが踏めば踏むほどに汗が滝のように流れてくる。そして目がチカチカして生あくびが出るようになった来た。これはいかんな。

セブンイレブンに入って冷却できるものを購入。熱中症手前だろうから日陰で身体を冷やす。まぁろくに寝ないで走るんだからそんなものだ

こんなことで事故は馬鹿らしいので無理をしないで完走を目標にする。淡々と登って御殿場を過ぎてダウンヒル。狭いR246をトラックに幅寄せされながら漕ぐ力も頼りなく降ってセブンイレブン松田惣領店に来るとすっかり「自分の庭」感になる。

あまりの暑さにこれは走れないと悟る。松田駅から輪行するのが正解だろう。しかし自宅まで残り50kmもない。この距離で輪行するのはメンツが立たない。そう思いながら日陰で身体を冷やしていると、ウインドチータでR246を登って来た御仁を見かけた。暑いのもどうかと思うけれど、狭くてトラックの往来ばかりで危険なR246を車幅のあるウインドチータで登ると言うのか？！　命がいつくあっても足りないような気がするんだが。

暑い中を出発し渋沢を過ぎてヤビツ峠入口の名古木交差点を通過。このクソ暑いのにヤビツは賑わっているようだ。もっとも自分も相当に変態だと思うけれど。

善波峠を越えると峠はおしまい。単騎のローディーに追いつく。話してみるとアマチュアレーサーで練習に来ているそうな。こっちのが元気あるのでひいて進む。同じ横浜を目指していると言っていたので途中まで２両編成で走って大和でお別れ。

走行距離405kmの地元、瀬谷駅に20時間35分で到着。時刻表より30分は早いけれど、沼津までは余裕で20時間切れると思っていたのになぁ。

帰宅して自転車を庭に放り出して服を脱ぐ。ドリアンやクサヤより臭いのキツイ汗ばんだウェアを洗濯機に入れてシャワーを浴びる。

缶ビールを飲むと意識が遠のく。そりゃぁ昨日の夕方から一睡もせずに走り通してきたんだから。

２缶目で寝てしまい目覚めると午後5時。子供の通う保育園で開催される夕涼み買いに行かなければならないので、無理やり再起動して保育園に向かう。

どの親御さんにも「自転車で帰ってきたのですか？」と驚かれる。まぁそりゃぁそうだろう。

そしてあろうことか飲み会に出席することになる。意外にも飲んでも倒れなかったが、帰宅して風呂浴びたところで記憶がなくなり、目覚めると朝だった。

エクストリーム帰省 単身赴任T.T.はこれでおしまい。やはり夏場の日中に走行するのは命の危険を感じる。当分は日中走るのやめよう。