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テーマ:楽天写真館(354947)
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さて、シメルー島滞在記の最終回です。自分のドタバタにお付き合いいただきありがとうございました。それではどうぞ! 3階の出発ロビーの隅に陣取ってノンビリ旅の思い出にふける。昼になってランチを食べに。一度注文するがふとルピアが無い事を思い出す。ドル使えるか聞いたらダメだって。一度キャンセルしたが、最後のルピアで足りる事を確認して再注文。さてさて、再びのドタバタモードに突入している。ここで完全にルピアとはお別れした。もう無い。 食事の後、暫らく定位置の窓際で寛いでいたがスタバに行きたくなってカートごと移動。コーヒー注文した。カップにHonjoと書いてくれたのにここでもドルが使えずキャンセル。一度出たが気を取り直してもう一度店に入ってカードは使える?って聞いたらOKだけど、6万ルピア以上じゃないとカードは使えないと。一緒にケーキなど如何かと言われたがボラレてる気になって辞退。でもよくよく考えたら全部で700円くらい。まぁいいかって思い直して3度目の注文。カード使うが、ピンコードがわからなくてまたしても撤退・・・。何やっちゃってんだろう。もうマネーチェンジするしかない。レディの親切に甘えておけばよかったか・・・。「ほら、言ったじゃん!」と聞こえてきそうだ・・。 それでも、気をとりなおして1階に下りて、来た時と同じマネーチェンジでルピアをゲット。カウンターのオネェちゃん覚えていてくれて、「帰ってきたのね」って。スタバに戻るともう顔見知りになっちゃった店長がにっこり笑って、最初に名前書いたカップ出してコーヒー入れてくれた。無事にルピアで支払ってケーキも食って。Iphon充電させてもらって、店を後にする時その店長が「MR.Honjo. 良い旅を!」って手を振ってくれた。ちゃんと暗証番号くらい覚えていけば問題なかったものを本当に恥ずかしい。けど、笑っちゃう。 スタバ出たところで白人のサーファーが(ボード持ってた)「お前もニアスに行くのか?」って聞いてきたから、「俺は今シメルーから帰ってきた所だ」って言った。「俺はニアスに行きたいんだけれどすべての便が満席で行かれない!」ってスタバに入っていった。一人でいると様々な人に声かけられた。80歳の一人旅のニュージ―ランド人のおっさんに「ハワイアンか?」なんて声かけられたり・・・。ちょっと早めだったけれど4時になったのでチェックインカウンターに行ってみた。チケットを見せたら、「フライトの2時間前からしか受け付けないので30分後に来い」との事。4時30分を少し過ぎた頃再度行くと、チケット見ながら、又しても例のフレーズ。「Your Flight cancel」「えっ?」「でも1便前のフライトに振り替えになります。」「おおっ。良かった。早くジャカルタ着けばお土産買ったりもできるしいいな」なんて思ったし。カチャカチャキーボードたたいて席とってくれて。やっぱり荷物はそのまま羽田まで運んでくれるので「ジャカルタではチェックインだけでいいわ」って。「荷物はオージーに運んで自分で入れてね」って。「おおっ。オージーわかるよ!」OK、OK。行こうとすると、「チョット待って。あなたの乗る飛行機の搭乗開始は5分後よ!急ぎなさい!」だって!だって30分後に来いって言ったのそっちじゃん!この30分の間に俺の便キャンセルしたのか?ギリギリにチェックインしに行ってたら乗れなかったってことか?それよりオレ間に合うのか? 足の痛さもなんのその、走ったね。ビュンビュン。先ずオージーに荷物運んでチェックインして、搭乗ゲートを目指す。さっきまでの余裕なんてもうない。ゲート番号を見たらよりによって一番遠く。動く歩道だろうが動かない通路だろうが膝ピキピキいわせながら走りきった。待合室の入り口で焦ってる事アピールしてボーディングパス見せて、エックス線サクサク通してもらってゲートに着くと丁度ジャカルタ行きの搭乗が始まったところだった。間に合った。列に並んで俺の順番になった。ボーディングパスを見た係員が「ノー!このボーディングパスはこの便のじゃない!」「えっ?」目の前が真っ暗になるオレ。「やられたのか?」「あなたの便は、次よ」だって・・・。ふぅ~。ドタバタだ。ず~っと。モニターで便名確認し直して確かめて椅子に座った。汗だくで・・・。まぁ、あとはジャカルタ乗り超えれば日本だ。大丈夫。それから15分ほどで機内に案内された。座席の隣は品の良さそうな男性だった。俺の顔を見ると、「おおっ、昨日ラヌースキャンプで会いましたね!」って。そういえば見覚えがある。彼の名はユディー。話すと、ラヌースキャンプに滞在していたが、一度昼食を食べに行ったマヒマヒのデザインを手掛けているデザイナーだった。彼の便、すなわちこの便は1時間半の遅れだそうで待ちくたびれたと。彼は午後のシメルー発の便で帰ってきたそうで、我々の便がキャンセルになったから待たされたようだった。いろいろな話をしていたら「Do you like 恋?」って聞いてきた。「ん?」「恋?」「フィシュの」ああっ、鯉か。ビックリした。鯉は好きかって聞かれて「俺は食べないよ。食べるの好きな人もいるけど」って答えたら「違うよ見る鯉だよ!」っえ。あっ、そっちね。とんだ恥かいちゃったよ。錦鯉ね。流石デザイナー、趣味も違うね。ひとしきり鯉の説明きいていたが、「チョット寝るので失礼します」ってアイマスクして寝ちゃった。食べないなんて言ったから気を悪くしたのかなぁ・・。それでも、また、シメルーで会いましょうと別れたジャカルタの空港で、トランジットするのに間違えて外に出そうになって慌ててたオレを見つけて「大丈夫?トランジットはこの階段上がるんですよ!気をつけてね!」と助けてくれたのも彼だった。 そして、初めのフレーズに戻ろう。 「旅は、生かされていると言う事実の確認作業という1面を持つ。」 いい気になって日常に埋もれていると、必然の偶然や、途方にくれたときの光明や、宇宙の意志か?なんてめぐり合わせなどを、見過ごして生きてしまい勝ち。日常のパワーが使えない旅に出て、野性の勘に磨きをかけて、自分ひとりの意志で生きてるわけじゃないのかなぁって謙虚になってみるのも時には必要かなと思った一人旅でした。 死なない限り、たいていの事は後になれば笑って話せる。 どうですか?たい焼きの尻尾の先まであんこが詰まった様な濃密な旅に出かけてみては・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.01 10:49:01
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