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6日目の朝。陽が昇り波が見えてくるとやっぱり3~4feetある。朝食前にと6時半入水。いつものボート組がラインナップにいたが顔見知りになっているので譲り合っていい波シェアして楽しめた。風もほとんどなくコンディションは最高。最大セットをテイクオフしてもうちょっとでバレルってところで分厚いリップを食らってしこたま巻かれた。顔は合わせていたけれどクールな感じで話していなかった上手い若手サーファーが今日はニコニコ話しかけてきて「今のはいいドロップだった!」って。それからはお互いいい波とるたびに声を掛けるようになった。人見知りな感じだったのかな・・・?コークス仲間また一人ゲットだな。軽く1ラウンドのつもりがたっぷり1ラウンド。遅めの朝食を独りでとる。入れ違いにヒロシさん出動。相変わらずの波取りの良さでセットをものにしている。自分は疲れのピークがやってきて夏バテの様に身体に力が入らない。食事は普通に食べられるんだけどどうにも体が動かず、1日オフに決めてテラスのソファーで昼寝したりして体力の回復に努めた。持参したZenのダルマを飲んで陽に当たらないように。ヒロシはいつも通り2ラウンド目も。人が少なく風もなく本当にいい波堪能していた。丸々一日サーフできるのも後二日。明日はできるかなぁ・・・。 7日目。6月13日。我が54回目の誕生日。体力は・・・。すっかり復活! 朝一、無人のコークスに一人でパドルアウトしてバースデイサーフを楽しむ。5feetクラスは来なくなったもののセットは4feet。風もなしの最高のコンディション。記念すべき54歳1本目の波。じっくりセットを待ってダブルオーバーヘッドのピークを捕まえて面ツルの斜面を滑り降りながら「おぉっ!1本目ヤバイいい波!」って思った瞬間ボトムが掘れ上がって超ドっパーリング・・・。華々しい54歳のデビューを果たすこととなった。まぁね。いいよ。気を取り直して、そこそこいい波で初ライドをはたした。油断大敵、気を抜かずに生きていきなさいというメッセージに満ちた1ラウンドとなった。しばらくするとヒロシもパドルアウトしてきて2人でサーフ。いい波分かち合った。徐々に人も入ってきたけれど最高のロケーションといい波、スーパークリアな水でバースデイサーフを楽しめた。今回の旅の最終目的無事達成!部屋の戻るとべッドの上にリボンのついた包みが。ヒロシがこの日のために持参してくれていたバースデイプレゼントだった。ヒロシさん&リエちゃんありがとう! 昼には同宿のオージーが釣ってきたジャックフィッシュというアジ科の魚のグリルが出たり。 午後には友達になったブラジリアンのRonyが帰国の途に。fbとWhatsapp交換して写真あげたり,貰ったり。便利な世の中だ。またここで会えるといいねぇ。 夕方のサーフィンも最高だった。終始人は少なめで、知り合ったチェイスと俺たち3人の貸し切りの時間もあって、次々にセットの波をゲットできた。チェイスも「たった3人でこんな最高なコンディションでサーフできるなんてアメージングだ!」って喜んでいた。ほんとうに最高のバースデイサーフだった。その中でも最高のセットでドロップをメイクして俺のバースデイウェーブをさらっていったのは他でもない杉本浩プロだった。あと、俺のバースデイバレルの波も持っていかれた。あの2本の波が乗れていれば思い残すこともなかったんだけれどねぇ(笑)。 ストークしたチェイスに誘われてディナーの後初のフローティングバーへ行った。3人ともう一人オージーの若者サムも加わって4人ではしけに乗り込む。真っ暗な海を懐中電灯で照らしながら10分。チキンポイントのある島影に停泊したクルーザーがバーになっていた。生憎夜風が強く俺は酒に酔う前に船に酔わないように意識を集中するのが忙しかった。その場で釣った魚をグリルしてしてくれたり、バースデイソングをかけてくれたり最高のおもてなしだっけれど、俺はボートトリップが無理そうなことを確認することができた。夕方に辺りの景色を見ながら飲むのが良かったのかも・・。 それでも、その飲み会で語られたサーフィンの話は楽しかった。以前の旅先で飲んだサーファーとの会話でも出てきた話題なんだけれど、リップカールの”ザ サーチ”ってビデオのトムカレンの"first wave at j-bay"のライディングについて。この時もチェイスが話題にしてきて「さすがはトムカレン。世界のみんなのあこがれなんだなぁ」って思った。まぁ、その映像についてはオレも持論があるので滔々とつたない英語で語らせてもらった。世界共通のサーファーの合言葉「only a surfer knows the feeling」これはビラボンのコピーとして流行ったんだけれど、そんな言葉を思い出すモルディブの夜だった。そしてここでもヒロシさんのポテンシャルの高さを垣間見ることができた。ハワイやカリフォルニアなど外人の友達が多いヒロシ。聞いてみると英語は苦手だと。自身のボードを預けてあるハワイのスティーブさんともあまり話せないと。ところが「お酒が入って酔っ払うと言葉ではなく通じあえるんですよ~」と。確かにビール瓶の数が増えるんしたがって、身振り手振りで2人と話が弾んでいくヒロシさん。外人2人も日本語の問いかけに頷いていたりして・・・。そんな光景を船酔いに耐えながら目の当たりにすることとなったのは貴重な体験だった!何はともあれ、54歳最初の夜は更けていった・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.07.16 17:22:47
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