卵子は古くなる
ここで強く言いたいことがあります。先日、友人と飲んでいたのですが、彼はまだこどもがいません。僕と一緒の歳。奥さんは、33歳。こどもを作ることに対して、まだ執着もなく、できれば良いなぁという感じ。でも、奥さんは、海外旅行などをしたいということで、まだすぐにこどもがほしいとは思っていないそうです。しかし、年齢を重ねるごとに卵子は、古くなります。 卵子は、生まれた時から存在し、それから増えることはありません。 つまり、年をとるごとに、生まれた時からある卵子は古くなるのです。 この事実を知らない女性が、あまりにも多いことを改めて実感させられた出来事です。実は、35歳を超えると、卵子の状態が妊娠のためには極端に悪くなっていくことが、昨今医学的に指摘されています。 卵子は、出生時に既に数十万から数百万個の卵子の元があるんです。 月経が始まる頃には、約30万個ほどになるそうです。 卵子の元が出生時にできることで、その元は年齢を重ねるごとに、当然に歳をとるわけです。 歳をとるごとに、その卵子は、異常を起こしたりして、妊娠が困難になったりするんですよね。 したがって、医療は進んでいますが、卵子は変わりません。 高齢妊娠の可能性は、依然として低いのです。つまりは、出産は高度医療によって、ある程度高齢でも可能となりましたが、妊娠はあまり変わらない。確かに、様々な手段の選択範囲は広くなっていますが。もし、こどもがほしいのなら、その努力をそれなりに早い段階で行うべきだと思います。僕は、このことを多くの夫婦に伝えています。しかし、その厳しい現実を理解している夫婦が、意外なほど少ないんです。高齢出産の事実を認識しているが故に。卵子の状態を良い環境にさせるためにも、女性は、常に健康管理に意識すべきであると私は思います。 妊娠するためにも、そして妊娠したあとの胎児のためにも。 そのためには、体を十分に温め、規則正しい生活をし、適度な運動をし、栄養バランスを考慮した食事をする。昔から、ずっと言われていることですよね。そして、良い水を飲むことです。「妊娠は、出産よりも困難」