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PARALLEL SITE

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マジアカ

赤く紅く朱く


が染まったその色は彼の物灼熱を思わせる程に鮮やかにして不気味。

巨大な影が地を這い、そのが巻き起こす風が荒れ狂うように土煙を巻き上げた。


学生服に見を包んだ四人の少年達は顔を強張らせ、降り立った巨体を見上げる。


轟く唸り声、剣山の如く刺々しい顔面に、天を向く三本の角。

更にそれらを凌駕せんほどの鋭利な眼光が彼等を震え上がらせる。


ドラゴンがその全貌を見せた。牙の間から炎が漏れ出し、一息に吐き出した火炎が爆散し辺りを焦土と化す。


粉塵が晴れると辛うじて助かった学生達の姿が見えた。


一人は砂に埋もれ、その他は尻餅をついている。



(え?)


(ほぼ無傷?)



......威嚇として放った火炎弾によって学生達の戦意は既に失われていた。

対峙することすら敵わない赤竜との圧倒的戦力差。

退治するなんてもってのほかだね♪)



更なる火炎を吐き出そうと赤竜が身構えると、学生達の恐怖はピークに達し、絶望感が辺りに充満した。


その絶望を突然の高笑いが掻き消す!!!


赤竜も攻撃を中断し、声のする方へ視線を上げた。


超巨大なドラゴン上を向く......


そう。その声は空から注いでいた。


不気味だった月、そこから一筋の光が飛び出した。



赤い月よりも映える髪の色と、月の不気味さを吹き飛ばすような笑顔とともに少女は姿を現した。


空から。


箒に跨がって。


「ルキア!?」

砂に埋もれた少年彼女に気付き、叫んだ。



彼女もまた彼等と同じタイプの学生服を着込んでいた

(まあ魔法少女ですからスカートですけど)

太股とか露出しながら、ドラゴンの目にも留まらぬ速さで翻弄する。


「だらしが無いぞ、男子達!」


赤竜は逃げる少女に本能的に、情け容赦無く火炎弾を次々と撃ち込む!


しかし彼女箒を自在に操りそのことごとくを躱していく。

更に躱しながら


「このマジックアカデミー1の才女、成績優秀、明朗快活、健康優良少女! ルキアにお任せぇ!!!」


自画自賛!



(このシーン凄くお金使ってそう)

(火炎弾が何発か数えてみよう......1、2、3、......ダー!!!数えきれん!スロー再生だ!!......1、2、3......うがぁーそれでも厳しい! コマ送りだ!......1、2、3、......20、21、......28......。   わずか15秒程度の時間で火炎弾30発以上!!! はんぱねぇ。)

(そしてコマ送りにして気付いたんだが......1カットだけ、パn......自主規制)


(あんなスレスレで炎を躱してよく服が燃えないな。燃えないにしても焦げるくらいは......)



耐火装備が万全な

ルキアにお任せぇ!

(マジックアカデミーの制服はきっと頑丈なんだ。肌が出てるけど......健康優良少女だから平気?......アカデミー1の才女だからきっと保護呪文を使っているに違いない!)

(大丈夫!燃えてはいないけど萌えているから!......たぶん)


「とっておきの魔法を、見せてあげるわぁ♪」


箒に添付されているリボンで見えないようにガードしながら男子学生の傍を疾走!

(ん......?......!!!   あれ?  箒じゃなくて杖だ。 なんてこった魔法少女なら箒だって思うじゃないか! いや、仕方ない。仕方ない。仕方ないねぇ♪ 気付かなかったフリして流そうっと)


ルキアは、自画自賛のルキア(二つ名)ドラゴンを見下ろせる位置に飛ぶと右手に光を集め、杖を召喚した。

(杖に乗ってるのに杖? ......小さい小振りなハリー○ッターが持ってるような杖だ。やっぱあれ箒か? いや、杖だ。武天老師が持ってそうな杖)
(今、誤変換で武天老師がモテそうな杖ってなった。)


ルキアは杖の先に魔力を集中させる。まばゆい光が集まっている。


顔が刺々赤竜も口の中に業火を溜め、最大の一撃を放とうとしている。


両者が睨み合う。


渾身の一撃。

外せば窮地に陥るのは必至!


最高のタイミングを推し量る両者。


(順番に画面に映る両者の顔がどんどんアップになる。それに連れ、映り変わりも早くなる。ルキア→赤竜→ルキア→赤竜→ルキア→赤竜→ルキア→赤竜→ルキア→赤竜!)


先に動いた方が負ける......(みたいな)



赤竜が天を仰ぎ火炎弾を放つモーションに入った!


その刹那に合わせてルキアも杖を振りかぶる!!


閃光一線!



火炎と魔力がぶつかり衝撃波が砂塵を舞い上げる!



(画面ホワイトアウト!勝負の行方は!?......てかなんでドラゴンと戦ってんだこの娘?)



閃光が収まるとそこに赤竜の巨体は見当たらなかった。



あるのは......

ぱちくりぱちくり、鋭さを失ったまあるい瞳。


デフォルメか!?ってくらい縮んだドラゴンが一匹。


ルキアチビドラゴンを抱き抱え、諭すように言う。


「よしよし、もう人里に下りてきちゃダメだよぉ♪」


(荘厳なBGMが流れ出す)


(人里って・・・熊みたいな扱いですか?)


今度は四人とも砂に埋もれた男子学生が頭だけ出して

「あんな上級魔法をぉ!」

「流石だと言わざるを得ないかな」

称賛を並べる。


「あっはは♪」

ルキアは満足そうにしている。


ん?

そしてどっからわいたのか同級生と思われる女子学生も

「ルキアさんすごーい」

「ルキアちゃんすごーい」

「ふん。認めてあげなくもないですわ」

こぞって褒めちぎる。


あれれ?


「いやいやこれくらいどうってことないよー。マジックアカデミーの模範的優等生として当然♪」


おやおや?


そしてトドメは上空から眺める群衆の


「バンザーイ! バンザーイ!」

の賛辞。



溢れんばかりの称賛。



この流れってもしや~?



「あっはっはっは♪」


ルキア、有頂天な所で突如ブラックアウト。



コケー

ルキア「ん?」


目を見開くルキア。傍らには(目が点で口がニパッと開いた絵が描いてある)と先程まで抱いていたチビドラゴン(ぬいぐるみ?)が......


床には粉々に砕けた目覚まし時計が無惨に散る。


当然ルキアは制服ではなく、短パン・タンクトップだった。




今までの......




夢だ。



って事に気づくのにジャスト10秒!


天空に浮かぶ巨大な島の全土にルキアの叫び声が響き渡った



遅刻決定!






ってところで


アバンタイトル終了!


ここまでで3分10秒。




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~The Original Animation~



始まり始まり~♪



ってアバンを追うだけで二時間たってる!



まあこのあとも触手とかSDキャラとか若元とかで面白いよ。


とにかく声優陣が豪華!


まだ見てない方は是非!



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絶賛発売中!


みんな買ってね♪



えーと値段は五千円くらいじゃねーの?



最後に一言。



主人公・ルキアが桑島法子さんなんだけど、

ソウルイーターで魔女メデューサ

ソウルイーターレイトショーで魔法少女メデューサ

ってやってたからそのイメージが消えません。



ベクトルアローでドラゴンを串刺しにしないか心配で心配で。息子のクロナにはチビドラゴン(黒)をサクッとやらせてたりしたしさ。



あ!


あともうひとつ!


メイドの......名前なんだっけえーと、まあ彼女も出て来るので探してみよう!(リエル?シエル?そんな感じ)

全部で三回くらいだけど。



それじゃあさよなら!古代の魔物こと・・・



ぼくスウェットだんじりファイター!!!




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