大回顧展モネ
選挙投票した後に国立新美術館に行ってきた今回は先日の人体博物館を誘ってきたS景に替わり、M田登場。奴のしつこい誘いに行っては見たが・・・もともと芸術は疎いのに加えて印象派画家の絵など観てどうなると思っていた。実際、展示場に入るなりその空調に合わず、いきなりクシャミの連発M田はキョンキョンによる解説テープを首にぶら下げてチョコチョコと挙動不審な動きをしているまぁ、¥1,500も払ったんだ。 折角だから何らかしらの印象を焼き付けていかなきゃ損々ということで、展示会を2周してみた。 いくつか印象に残ったのは・・・【階調】かささぎ・・・雪景色の中で光の加減が実写でも見ているみたいだった。ヴェトゥユの教会・・・これまた教会の荘厳さと寒そうな風景画がとてもリアル。【色彩】モントルグイユ街、1878年パリ万博の祝祭・・・街の盛り上がり具合が盛大。ボルディゲラの別荘・・・明るい配色具合が何とも華やか。【ジャポニスム】プールヴィルの税関史の小屋、波立つ海とポール=ドモワの洞窟・・・じ~っと眺めていると、波音がしてきそうだった。【反射映像】アムステルダムの港・・・賑やかだった頃の港風景が何とも良い感じだった。コンタリーニ宮・・・1908年作画とは思えない現代的な絵。【形態】積みわら・・・昔、美術の教科書でよく見かけたっけ。どことなく仄々した感じ。【移ろい】サン=ラザール駅の線路・・・銀のランプ漆もよく語っていた。当時のヨーロッパ鉄道事情が伝わってくる。テムズ川のチャネリング・クロス橋・・・これも1903年作画とは思えない感じでとても現代的。同じ印象派でもルノアールとかの方がどちらかと言えばわかり易くて好いんだけれど、実際に観たという事でそれはそれで良かったのかも知れない。また、何か面白うそうな展示会があったら観てみるとしよう!