2008/05/15(木)21:15
松
夜、散歩をしていたら顔見知りの近所の造園屋さんに
5メートルくらいの立派な枝振りの松の木があった。
ちゃんと根巻きがされていたので、
どこかのお宅にいくのかと思い聞いてみた。
あるお宅から、もう少し小さな松を植えた交換に
引き取ってきたとのこと。
窮屈な思いをしていたのだろう。
庭の角の塀際に植わっていたとのことで、
なるほど根の形も扇型をしている。
切ってしまうのは簡単だけど、
これだけ立派なのだからもったいないと、
新しい引き取り手を探していて、
「気に入れば」という人がいるという。
それでも生き物だから、
枯れてしまうこともあるだろう。
人の勝手で捨てられたり、拾われたり。
私はどうしても捨てられるものに
哀れを感じてしまう。
拾ってくれる人がいなければ
世の中から消えてしまうのだから。
この松が、
無事に引き取られていくことを願う。