2007/02/04(日)20:59
糖尿病セミナー・東京
毎年、有楽町のよみうりホールで行われる、糖尿病のセミナーに行きました。
内容が専門的なことも多く大きなセミナーなので、毎年けっこうおもしろいです。
今回のテーマ「糖尿病から血管を守る-糖尿病は血管の病気」
慈恵医大の医療従事者が中心のようでした。
心筋梗塞、大動脈瘤などの血管治療の最新の医療など話しがありました。
動画で壊疽の人の足が映されましたが、グロテスクで忘れられないものになりそうです。
眼が網膜症でよく見えないので足の病変にも気付かないで・・・
患者は壊疽が進んでいるのも気付かない、壊疽の部分に虫がたかっている映像でした。
戦争時に傷口にウジがわいているのと一緒です。
動画だったので虫が動いているのを見て、本当に気持ちが悪かったです。
今回のセミナーで、自分に残った話しは・・・
いつも言われていますが食後高血糖に気をつけること。
食後高血糖により酸化ストレス亢進⇒動脈硬化になり易いようです。
赤ワイン、ココア・チョコレート健康法の本を出されている近藤和雄先生の話。
悪玉コレステロールが悪さを働かないようにする為には抗酸化物質が必要。
ポリフェノール、抗酸化物質が注目されているが、植物性のものには抗酸化物質が含まれて
いるので、日本食では日常的に摂取していることが多いそうです。
赤ワインのポリフェノールの効果も三時間くらいまでだそうです。
ですからワインを1日中飲むわけにはいかないので・・・
三食をきちんと食べること。
食べ物の中では植物性のモノを入れるようにすれば、結果的に
抗酸化物質を取り入れることになりそうです。
紅茶やタマネギなんかは多く含まれているそうです。
やはり植物性メインで動物性のモノは控えるってことかな?
今回、腎症の人の食事療法を1番楽しみにしていました。
私自身は予防に活用したいし、ヘルパー利用者に腎臓を患っている人も多いので
役立てたいと思いました。
栄養士さんの話しの中で腎症の方の場合はたんぱく質、塩分、人によってはカリウムを
減らしますが・・その代わりに炭水化物や油を増やしたりします。
カロリーを多く取る様になるので血糖も高くなります。
その時はインスリンを増やして対応すること。
腎臓が悪くなってきている人はインスリンを使えば、多く食べれるようになるので
躊躇しないでインスリンにしてほしいと話しがありました。
それによって血糖コントロールが良くなれば腎臓も元気になります。
血糖、高血圧、コレステロールの状態がよくなると腎症がよくなるそうです(可逆性)
それ以外で。。。気になる言葉は、”インスリンは筋肉を守る”
ほんと最近はインスリンに対して、良い見方ばかりなのが嬉しいです。
無料でこんな情報が聞けるし、質問も受け付けてくれるので
ぜひ、勉強しに行って見てください。
休みなのに一生懸命に患者の為に働かれている医療従事者の方々には頭が下がります。
私も患者として良いコントロールに励もうと思います。