ぽちの犬小屋

職業訓練校に勤めだし、初めてサブの講師として入ったクラスに彼女はいました。

初っ端から上から目線で「わたしがPCの操作で困っているような素振りを見せたら直に駆けつけろ：というようなことを日報に書かれてました。

「なんや、コイツは」、第一印象はウザい奴。

でも客商売なんで色々と対応してました。

こういう輩は手懐けるのが一番とも考えていました。

そうこうするうちに立場が逆転。

こんなこともできないのか。こうしてああして。何のためにメモを取ってるんや。

今度はこちらが上から目線で教える立場。

ぶつかったこともありました。

励ましたりもしました。

諦めかけていた資格も叱咤激励して取らせました。

就職も決まりました。

まあ、わたしを講師として育ててくれた面もあります。

3ヶ月の訓練が終わり、涙のお別れもしました。
そんな彼女を「戦友」と呼びました。

半年ぶりに彼女が現状報告を兼ねて学校を尋ねてきました。

やっぱり、ウザかった。