|
カテゴリ:独り言
沖縄が本土に復帰してから50年もたつのか。 本土復帰、その日のことは今でも覚えています。
当時は小学生低学年でした。 クラスの担任はY田先生でした。 その日はY田先生はお休みでした。 当時は担任が休みというようなことはよっぽどのことない限りありませんでした。 休みは急遽ではなく、前々からの予定だったようで担任を持っていないM先生がやってきました。
そして、突然「今日は何の日か知っているか!」と尋ねました。 残念ながらクラスの誰も答えることができませんでした。 M先生はムッとした様子で「なんだ、誰も知らないのか、今日は沖縄が本土に復帰する日やぞ」 「記念すべき日やぞ。」 「ところで、ちゃんと資料はもってきたやろうな」 ???? クラス全員はポカンとしていました。 「沖縄に関する資料を持ってくるようにY田先生から言われてたやろ」 いやいや、そんな話は聞いてないし、誰も資料を持って来ていません。 するとM先生は怒り出した。 「なんで持ってきてないんや」 だから聞いてないって。 おそらくY田は今日の休みに関する件で頭がいっぱいで生徒に伝え忘れたんでしょう。 なんで休みなのかはわかりませんが。 「そんなはずないやろ」 しばらくM先生から叱られていました。 いや、そやから聞いてないって。
その後、M先生は職員室へ戻って色んな資料を持って来てくれ、たくさんの話をしてくれました。 戦争のこと、日本でないこと、通貨がドルであること、1ドル360円であること、車は右側通行であることなどなど。 それまで、無知な小学生たちは沖縄については何一つ知りませんでした。 M先生のおかげでたくさんのことを知りました。 ともかく日本に返還されて良かった。 でも日本に復帰したからといっていいことばかりでないようですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.13 22:34:15
コメント(0) | コメントを書く
[独り言] カテゴリの最新記事
|