伊賀上野マラニック日記(2) 4/27号
4/27(日)晴れ 8:45 スタート伊賀上野マラニックコース(奈良ー伊賀上野、約45.0キロ)を6時間22分で完走いったいいくつの山を越えたろうか。いったいいくつの峠を通り過ぎたろうか。柳生の里を出てすぐにこのコースで唯一のエイドがありました。お茶を二杯のみ、おにぎりとサンドイッチをもらいました。おにぎりはザックの中へ、サンドイッチをかじりながら山を上ります。主催者会長の井上さんが幻の殿様街道を偶然見つけたので今回取り入れましたと言われたが、まさに幻の街道だった。殿様が谷を通ると上から矢を射掛けられるので尾根道になっている。でも既に人の通る道ではなく、獣道だ。地面は枯れ葉と朽ちた枯れ枝に覆われており、足を置くたびに枯れ枝が足に突き刺さる。おまけに横倒しの朽木が前方を防ぐ。こんな道をわざわざ組み入れてくれなくてよかったのに。とにかく暑い。柳生の里まで木陰が多かったが、この先は日差しをモロに浴びる。気温が22℃。わたしにとっては灼熱地獄だ。いくつも山を上って下って足は棒のよう。さらに日射と暑さで意識が飛んでます。結構辛い。奈良から京都へ入り、京都から三重に入っても山しか見えない。町並みがどこにもない。まだ山を2つ3つぐらい越えないと伊賀上野には着かないのか。普通のマラソンでしたら多分途中で棄権してたでしょう。でもトレランは棄権しても自力で戻るしかない。救助は望めない。はってでもゴールにたどり着くしかない。さらにいくつかの山を越えてようやく遠くに伊賀上野城が見えてきた。とぼとぼ歩いて更にお城が近くなってきた。お城を上ったらゴールかと思って最後の力を振り絞って坂道を走る。でも違った。ゴールはお城を下って更に1.5km走らなくてはいけない。もう走る気力は残っていない。でも最後の数百mは下り坂だったので最後だけ走ってゴールイン。この後、本大会のおもてなしの伊賀の湯でお風呂に入り、カレー丼をいただく。(参加費に含む)大変なのはトレランだけではなかった。家に帰り着くのに3時間半もかかってしまった。確かに三重県は遠い。3時間半のうち電車の待ち時間が1時間半だった。なんて交通の便が悪いところなんだ。今月の累計走行距離はコツコツ走って214.6キロ。