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パン持って歩こう

February 10, 2011
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カテゴリ:雑記






今日は いつもより 









ほんの少し 真面目に・・・






















先週 手にしたエッセイなのですが






もし ご存知でいらっしゃらない方が






知っていただけたら 嬉しいなと思って






拙い 感想をこめて






書かせていただこうと 思います
ネパールのビール





















今現在 小学校~高校 大手塾まで





道徳や 国語の教材としても





大変多く使われているという エッセイです

















筆者は 吉田 直哉さん







ネパールのビール















「文藝春秋」 1990 1月号に 掲載された








特集 「私がいちばん泣いた話」より














わずか5ページちょっとの エッセイです














吉田さんは 昭和60年 
NHKスペシャルのチーフディレクターとして
ヒマヤラの麓 ネパール ドラカ村へ
番組製作のためにカメラマン達と一緒に
10日あまり 滞在していました


当時 ドラカ村には 電気やガス 水道という
現代のライフラインはいっさい来ておらず
人口4500人もある中で 自動車さえなく 
当然 車道もありませんでした

他の集落との往来は 凸凹の山道を
歩くしかなく
手押し車も 馬も使えません
家も海抜1500メートルの山の斜面に
はりつくように立っている そんな場所でした


このような環境の中 ここに住む若者達は
村を出て ライフラインが充実した街へ
行きたいという願望を強く持っていました

ここで筆者達クルーは
チェトリ君という15歳の少年と出会います

彼はドラカ村から さらに奥の小さな村の出身で
下宿しながら学校に通っています
大変よく勉強する子で
あてがわれた土間にある
昼間でも暗いベッドに腹ばいになり
小さな石油ランプを灯しつつ
勉強に励んでいました



さて 
一日の取材が終わり 汗だくになった筆者達は
きれいな小川を見つけ 
「この川でビールを冷やして飲んだら きっとうまいだろうな」と
思わず口にします

場所が場所だけに
取材班は 最低限の装備しか持ち込めず
嗜好品のビールなどもっての他でした

それを聞いていたチェトリ君
「自分が買ってきてあげる」と名乗り出ます
ビールを売っている町までは 
大人の足でも片道1時間半
筆者は「大変だから」と断りますが
彼の勢いにおされて買い物を頼み 
日が落ちた頃 チェトリ君はビールを買って戻ってきました
 
その翌日 撮影をしている筆者達の所にチェトリ君がやって来て
「今日はビールはいらないのか?」と聞きます
「明日は学校が休みだから 
昨日よりたくさんビールを買ってきてあげる」と

一度は断りますが
ビールの美味しさの誘惑に勝てず
昨日より多くのお金と
リュックサックを預けて送り出したのです











以下は 最後のところを


原文抜粋 いたしました















~ そのチェトリが、帰ってこないのである。

あくる日も帰ってこない。
その翌日の月曜日になっても帰ってこない。

学校へ行って先生に事情を説明し、謝り
対策を相談したら、先生までが
「心配することはない。事故なんかじゃない。 
それだけのお金を持ったのだから
逃げたのだろう」と言うのである。

歯ぎしりするほど後悔した。
ついうっかり日本の感覚で、ネパールの子供にとっては
信じられない大金を渡してしまった。
そして、あんないい子の一生を狂わした。

でも、やはり事故ではなかろうかと思う。
しかし、そうだったら、最悪なのである。

いても立ってもいられない気持ちで過ごした三日目の深夜
宿舎の戸が烈しくノックされた。
すわ、最悪の凶報か、と戸を開けると
そこにチェトリが立っていたのである。

泥まみれのヨレヨレの格好であった。

三本しかチャリコットにビールがなかったので
山を四つも越した別の峠まで行ったという。

合計十本買ったのだけど、ころんで三本割ってしまった
と べそをかきながら
その破片を全部出してみせ、そしてつり銭を出した。

彼の肩を抱いて、私は泣いた。
ちかごろあんなに泣いたことはない。
そしてあんなに深く、いろいろ反省したこともない。 ~ 






















淡々と綴られている 飾り気のない文章






でも吉田さんの言葉で 力強く書かれており






その時の 吉田さんやチェトリ君の様子が






ありありと 鮮明に浮かんできます














涙 涙でいっぱいになりました





















私も・・・  いえ 








多くの日本人が 大した苦労をせず 







ライフラインの充実した 今の生活を 








手に入れていると 思います











でも恐らく 








当時ネパールでは どんなに真面目に学んでも








多くの方は ほとんどそれを生かす場が無く








生活に必要とされるライフラインさえ ままならない環境で








ただ ただ生きていくだけの生活を 









営んでいたのではと 察することができます




















現金収入も 乏しい中








お金を手にしたら 








少しでも 整った環境へ行きたいと願う方も多く








チェトリ君が 帰ってこない状況を








夢の場所へ 「逃げた」 と  









村の人も  そして 先生でさえも









言ったのでしょう



















でも 最後まで






チェトリ君を 信じようとした吉田さんと






ひたむきに ただ 






吉田さん達の 喜ぶ顔が見たくて






ビールを買いに行ったチェトリ君の 純粋さは







近代化が進む 世の中で 







失われつつある とても尊いものであると







思いました























人は 噂や 見た目 環境







また 様々な肩書きで 







人を 判断しがちになります










もしかして 判断する というより








差別する といった方が 








大変 きつい言い方になってしまいますが








合っているかもしれません

















その中で 何より 大切なのは







直接 その人や 場所と対面し







自分が 感じた事を  信じるという事
















現代社会の あふれる情報に 







振り回されないよう







自分自身が感じたり 考えたことを 信じる







そんな しなやかな強さを 持たなくてはと思いました




ドラカ村

                                 (近年のドラカ村)























実は 先週 






このエッセイを手にした後 







涙で 目が腫れて







コンタクトが入りにくく なっちゃいました
















まぁ こんなところが 自分に残っていた事に







ちょっと ほっとしてみたり・・・の







ここ 最近なのでした 


















さて 明日から3連休ですね






明日は 雪予報の三河地方








お仕事の方も お休みの方も






Have a nice day!!













Last updated  February 10, 2011 08:18:15 AM


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