おおぞらポケット

2006/10/18(水)02:52

どんな図書館ですか?

趣味(60)

今年から市の教育委員会から委託された図書館委員をしています。 今日はその研修視察でした。 今年できた新しい図書館を見に行くのです。 わが市の図書館はかなり悲しい状況です。 狭いし不便だし駐車場も狭い。 なかなか足が向かないのも仕方がない・・・と言ってしまいかねない状態です。 図書館としてのスキルはけっこう高いと思うんですよ。 昭和39年に開館したそうなのですが、 これは県内でも早いほうなんだそうです。 蔵書も7万冊ほど。 市が運営していたのですが、去年(かな?)からNPO法人の運営になりました。 市からNPOに変わっても職員の方はとても熱心です。 地道な活動を頭が下がるくらい一生懸命やってくださいます。 しかし、やっぱり設備が古いのはどうしようもありません。 未だにバーコード管理ではなく一冊一冊のカード管理です。 (返却日のスタンプを押す、あの懐かしいスタイルです) ですから新しい図書館を、というのは市民から自然に湧き上がる要望でもありました。 要望はあるものの、なかなか実現には至りません。 毎年県内の新しい設備の備わった綺麗な図書館を 指をくわえてみて回るだけだったそうです。 ところが、今年になってにわかに図書館建設の話が浮上しました。 こうなりゃ図書館視察も熱が入るというもの。 今日は隣の市と合同で県内で一番新しい図書館に視察に行ったというわけです。 さて、この一番新しい図書館はすばらしい施設でした。 この図書館ができる前は公民館の一区画だったようで、 立派な図書館ができたのに合わせて本もたくさん買ったという話でした。 大人の本は古いものもたくさんありましたが、 子供の本はびっくりするくらい新しいものばっかり。 ぴかぴかの絵本が並んでいます。 DVDを見れるブースや、パソコンコーナーも充実しています。 畳の閲覧室もあって気持ちよさそうです。 子供の本のコーナーの横には防音施設の畳の部屋があって、 ここでボランティアや職員が読み聞かせをしたり、 プロジェクターで映画を見たりできるんだそうです。 なにより私がいいなと思ったのは 図書館の裏が公園になっていること。 まだまだ植えてある木は小さいですが、 いずれはここで緑陰読書なども開催しようという話でした。 全体が木でできていて柔らかくやさしい雰囲気の図書館でした。 帰りの車の中ではいろいろな意見が出ました。 見習うべきところもたくさんありましたが、 気をつけなければいけない点も目に付いたからです。 ここの図書館は広い窓がありましたが、 西日が差し込むためにほとんどブラインドがしまっているとか。 紫外線は本によくないので、薄暗い方がいいのかもしれません。 本棚はとても多かったのですが、閲覧スペースが極端に少ない構造でした。 本棚優先の設計の是非も考えなければなりません。 最近よくある、大人も子供も同じフロアでした。 これも本来なら分けたほうが気楽かもしれません。 建物は広い窓、吹き抜け、コンクリ打ちっぱなと斬新なデザインでした。 その反面デットスペースができていたり、 欲しいスペースが確保できていなかったりしていました。 また、こちらの図書館は図書館オンリーでした。 しかしやはり学習室や会議室は必要になるだろうという話になりました。 わが市の新しい図書館は図書館オンリーではなく複合施設の一施設なので また違った形にできるかもしれません。 ほんとうに参考になることが多くありました。 私の理想の図書館は・・・。 やはり大英博物館の図書館でしょうか。 円形で壁が全て本棚で上の本を取るためにははしごを登るって奴です。 映画のハリーポッターにも出てこなかったかな? もちろんバーコードなどによるハイテク管理は必要でしょうが、 本を借りる時に司書のおばさんがメガネの奥から品定めするように私を見る・・・、 ってのもなかなかオツなもの。 でも、やっぱり新しい図書館って快適です。 みなさんの町の図書館はどんな特徴がありますか? 本を読もう template designyuippie

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