創造目的学 ブログ

2005/12/24(土)22:54

趣意書を更新しました

Yahoo掲示板での議論を反映いたしまして、 趣意書の中の相対的関係についての説明を補足しました。 http://pocs.info/syuisyo.html  この相対的関係は、相対的関係があるからこそ物事は発展してきたのではないかというように、議論の余地のないこととして、当り前のように考えられてきたかもしれない。しかし、これはもともと当り前のことではない。鉄と磁石は引き合うがアルミニウムと磁石は引き合わない。磁気という共通のベース(相対基準)に乗っている鉄と磁石は相互作用をするが、アルミニウムはそのベースに乗らないので相互作用しないのである。もちろん、これは例えに過ぎないが、このように相対的関係があることは当たり前のことではない。今まで問題にしなかった、“なぜ相対的関係があるのか”が問題である。つまり、なぜお互いが相通じあうことのできる共通の基盤・特性・性質があるのかという問題である。  このお互いが相通じあうことのできる特性・性質というのは、その各々の存在自体内では解決しようのない問題である。なぜなら、もし存在自体内で解決が可能だとすればそれはどんな場合かといえば、それこそ、その存在に“目的意識”があって、相手を認識してくっつこうとして、自分を後から変えるかでもしない限り、もとより縁のない相手と共通のベースに乗ることは、不可能だからである。  すなわち、それを解決しうる存在は別に存在しなければならない。その特性を両者に与えた主体は、それら両者よりも先に別に存在しなければならず、また、両者に与えられた特性は両者が存在した当初から先に与えられていなければならない。  この主体こそ、その両者を相対的関係をして結ばしめた“意識”の主体である。“縁結び”の主体者である。相対的関係によってこの世界を存在たらしめようと設計し創造した主体の存在である。  すなわち、絶対者が存在し、絶対者の創造の目的があるからこそ、相対的関係も存在するのである。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る