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January 9, 2006
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カテゴリ:進化論
「追いつめられた進化論」という本を読みました。
http://item.rakuten.co.jp/book/1320643/

この本には、遺伝子の機能発現ということが書いてあります。
水中に生きる生物が上陸したとき、重力作用の変化と水中と空中の酸素濃度の変化によって遺伝子の引き金が引かれて進化が起きるというものです。

「脊椎動物の第二革命の上陸劇で起こる生体力学的環境変化には三種類ある。まず、水中の6分の1Gから1Gへの変化と、同時に起こる酸素の溶媒が水という液体から、空気という気体へと激変し、同時に酸素の含有量が海水中の1%から空気中の21%へと激増する。上陸劇でどんな変化が起こるかを、現生のサメの成体とアホロートルの『幼形成体』を実際に陸上げする実験進化学により、実験的に観察することが可能である。」(p.59)

「両生類で常に水辺に生きている種では、体表の水にぬれた皮膚で、勝手に呼吸細胞が化生して酸素による造血をはじめる。ゼノプスは呼吸の50%を皮膚呼吸でまかなう。この化生は、呼吸粘膜の移動ではなくて、酸素による皮膚の細胞の遺伝子の引き金が引かれる造血機能の発現による。体を構成するすべての未分化細胞は、あらゆる器官に分化できるだけの遺伝子をすべて保持していることを忘れてはならない。」(p.124より)


また、突然変異は進化と無縁だと書かれています。

「突然変異をみつけたメンデルによって確立された植物の遺伝学メンデリズムは、えんどう豆を使って多くの学者が追試したが、メンデルの法則は検証できなかった。
まして、哺乳類の遺伝では、雑種の交配でわかるように、メンデルの『対立遺伝子』(たとえば、えんどう豆の色の違いに関する遺伝子)の概念は、瑣末な事象にしか成立しない。雑種と正統種との交配では、四代で希釈されてわからなくなってしまう。
突然変異で進化が起こるとしたら、相当数のものが同時に同じ遺伝子に突然変異を起こさなければならないが、このようなことはあり得ないのである。・・・
『総合説』が扱っている進化の表現形は、大体がメンデルのいう対立遺伝子に相当するらしい瑣末な現象のみを扱っている。例えばダーウィンフィンチ・・・。
脊椎動物の進化の第一革命、第二革命を経て、第三革命で哺乳類が誕生するが、総合説ではこの体制の激変の機序と遺伝現象の一切を説明できない。」(p.28,29)


体に均一に掛かっている重力がどうして体の一部を変化させるのかといった疑問はかなり残りますが、環境の変化によって遺伝子の発現が促されるという事実は確認できそうです。

突然変異と自然淘汰は進化と関係ないことが理解できます。

しかし、環境の変化がどうして遺伝子をそのように機能発現させるのかという疑問に対しては、最後までその答えは出てきませんでした。









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Last updated  January 9, 2006 05:13:17 PM
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