創造目的学 ブログ

2006/03/20(月)10:43

ゲノムネットワークプロジェクト

ゲノム(12)

3月14、15日の2日間、文部科学省のライフサイエンス合同シンポジウムに参加してまいりました。 http://www.lifescience-mext.jp/ ヒトゲノムの全解読でヒトのすべてがわかると一時期は期待されたのですが、実はそうではなく、ゲノムの機能を解明する作業はまだ始まったばかりです。 この作業を、国家プロジェクトとして文部科学省が統括推進することによって、研究が効率よく進められているとのことでした。 それでいくつかのプロジェクトの進捗状況の発表がありました。 ゲノムネットワークプロジェクトにおいては、ヒトゲノム解読完了を受けて、ヒト遺伝子同士が描く複雑な相互作用、すなわちネットワークを明らかにし、得られた情報を活用して、生命科学の研究の進展や疾患の新たな治療法などにつながる成果を得ることを目的としています。 http://www.mext-life.jp/genome/index.html 遺伝子はそれぞれが単独で機能を発揮しているのではなく、お互いにその働きを調整し、相互に作用をしながら、生命現象を成立させていると考えられています。(ゲノムネットワークプロジェクト概要より) 思いますに、これは一番最初の生物のときから言えたことでありましょう。 ゲノムの機能解読によって、生命現象が偶発的に起きたことではなく、絶対者の摂理によって展開されたことがさらに明確になることでしょう。    

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