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カテゴリ:創造目的論
現在なされている科学研究に対して、創造目的論からの主張を3つあげられるようになりました。
生物学 中立進化論が相対的授受相関対応説を証明していること 中立進化論は、同義置換の突然変異における進化速度について、矛盾のない説明をし、ダーウィン流の正の淘汰による進化の矛盾点を克服することができました。すなわち、進化のメカニズムは、ダーウィンの言った正の淘汰ではなく、中立進化に沿っている、と言うことができます。 しかし、淘汰的に中立である突然変異遺伝子は、確率的に見て他の遺伝子と同等にふるまうので、当然、それが全体に占める割合は、有性生殖生物で集団の個体数をNとすれば、ずっと変わらず1/2Nのはずです。 にもかかわらず、このような中立突然変異遺伝子が全体を占めるようになり、しかも幾重にも重なりあって、ある新しい未知なる環境に対応しうる何物かができたということを、中立進化論は物語っているのです。 これは、突然変異と呼ばれるものが、単に確率によってのみ支配されるものではないことを意味しています。 そして、これはむしろ、未知なる環境と生物進化との間に相対的授受相関対応があることを証明していると言わざるを得ません。 素粒子物理学 球面定在波説 相対的関係を内包する二性性相的点電荷(複素点電荷)の存在を仮定することから球面定在波説が導き出されます。 宇宙論 地平線問題(背景輻射の等方性問題)において、光の届くことが時間を一致させるのではないということ 背景輻射が全方向で一致していることの理由として全宇宙の光が相互作用しうる時期があったのではないかということが検討されています。これは、2点が光の届く範囲にあったならばその間に一般相対性理論が成立しなければならないからという理由によるものです。 しかし、ここで指摘したいことは、一般相対性理論を成立させる距離範囲内にあることは、その2点間に因果関係を成立させることを意味してはいないということです。例えば、人工衛星は地上から見ることが出来ますが、人工衛星の上の時計は地上の時計とは一致していません。 従って、背景輻射の等方性は、一般相対性理論に理由があるのではなく、すべての物質それぞれの個性体としての特徴に理由がある、と言わざるを得ません。 http://pocs.info/josetu_text_setu.htm 3つの命題とは、 「1.存在しているものは、いかなるものであっても、相対的関係を結ぶことによって初めて、存在している。」 「2.相対的関係が存在する理由は、絶対者の創造目的にある。」 「3.相対的関係にある二者が、相対基準を造成し相互作用すれば、生存と繁殖と作用などのためのすべての力を発生する。」 のことです。 3つの命題を、科学に適用し得るように表現しなおせば、 「1.すべての存在物は、絶対者によって目的とされた相対的関係を持つ形態で、存在している。」 「2.相対的関係を持つという指向性が、現象に先立つ。」 となります。 これを、「相対的授受相関対応説」と呼ぶことにいたします。 これは存在世界に見られる絶対者による作用ですから、存在世界における根本原理となります。 相対的授受相関対応の意味は、 相対的 →向かい合う関係 授受相関→相(性質・構造)の合致による授受作用 対応 →創造目的を中心とした先有条件による対応 であり、 すべての存在物は、創造目的を中心とした先有条件による対応により、相(性質・構造)の合致によって授受作用(相互作用)が可能な向かい合う関係をもって存在しており、これによって関係を結ぶことにより個性体をなすことが出来る、とする見方です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 27, 2007 06:56:25 AM
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