はい、新年でおま。
Googleのロゴがニュートン仕様で、まぁ、いろいろ考えちゃいますが、
月刊誌「Newton」の最新号は、「無」の物理学であります・・・。
現在、荘子を扱っている私といたしましては、もうドンピシャでしてね。これも老荘なんだよなと、荘子の哲学の異常なまでの広さに、あきれ返っております。長くなるぞ~こいつは。
年末年始のテレビでの収穫と言うと、「ビートたけしの教科書に載らない日本人の謎」ですかね。去年の第一回目に続き、「神道のような道教番組」でありました(笑)。ああやって見ると、神道ってのは、道教のハンパものにしか見えない(泣)。感心するのは荒俣先生のコメントの素直さでして、まさに「釈迦に説法」のような話にしっかりと受け答えをなさっていらっしゃるところです。APAでやっている「真の近現代史観」の第二回受賞者竹田さん(笑)が出まくりで、崇徳天皇の呪いがどーたらこーたらと、つまらん話をしておりましたよ。
老子の「為無為、事無事、味無味。大小多少報怨以徳。」(無為を為し、無事を事とし、無味を味わう。大を小とし、多を少とし、怨みに報いるに徳を以ってなす)。(『老子』第63章)
日本人にとって、「報怨以徳」ってのは歴史的にも重過ぎる言葉であるし、立派な人生哲学であったのに、竹田さんはオカルトに落とすんですな(笑)。
もう一つ面白いのが、北野武と東国原英夫の差でして、前回は伊勢、今回は北野武が熊野に行ったんですが、(ま、それだけにそうなんですが)たけしの口から出てくる単語がことごとく老荘で、やっぱりこの人は分かっているんだなぁと感心しました。逆に神話の国の県知事の言葉の方が、なんか浅いんですよ。東京生まれのたけしにあって、宮崎生まれのヒガシにない。なんたる皮肉!あの二人の師弟の差というのは、状況が変わっても越えられないもんです。
そういえば、録画していた「ノブナガ」のごはんリレーの総集編で、エリちゃんが宮崎に来ていて、早川伸吾が登場するシーンを発見。
参照:ごはんリレーブログ 2009.2.4
http://blog.hicbc.com/blog/nobunaga/archives/2009/02/04/100951.php
早川さんは愛知だもんな~。「人間ししおどし」なる卑怯な芸が、日本のかなり広い範囲にわたって認知されたということへの素直な感動をおぼえました(笑)。
はい、もう3時!
寝るぞ!
今日はこの辺で。