2011/05/26(木)16:40
釜ヶ崎へ
チャッピくん。
昨夜は最初から自分のダンボール・ベッドで就寝してたので「あぁ、ついにこのシーズン迎えたか」とちっぴり淋しい気持ちに。
そしたら、何のことはない。
夜中にモゾモゾと私の布団によじ登って来たよ。
病院から復帰してからと云うもの、チャッピくんにとって、私の布団は離れがたいものとなったようです。
久しぶりに釜ヶ崎(西成)界隈を散策してみました。
今回は地下鉄 花園町駅でも南の方から。つまり三角公園(西成で一番ヤバイところ)の南。
結構、古びた家が建たっていて、い~感じです。
住人もごくごく普通の人ばかり。
いかにも大阪の下町って風情があります。
要するに浮浪者などがたむろしているのは、三角公園から北、大国町の南端までのようです。
ここから三角公園に行ってみました。
ここは昼間は問題ないですが、夜にスーツ姿なんかで歩いてたら、身ぐるみはがされます。
自動車の通り抜けも、極端な微速。当り屋が多いからです。
写真は撮れません。
20代~の若者が居たら、先ずその道の人と考えて間違いないでしょう。
三角公園前にはシーマなど黒塗りの高級車がズラリ。
三角公園周辺の家を使って、競馬のノミ屋をやってるのです。
ここに来る人は全員が生活保護を受けている人々。
その生活保護費を競馬に使わせて、代わりにご飯だけタダ。
しかし勝つことは稀なので、ずいぶん高いご飯代になってるのですが、それでも食事ができればそれでいいと云う人が多くて、貧困ビジネスの典型となっています。
近くに西成署が有るのですから取り締まればいいと思うのですが、昨年暮れに一斉取り締まりしたっきり。
翌日には元の黙阿弥。
必要悪でもなかろうに、マスコミ対策のような摘発でした。
三角公園にたむろする人々に交じって、道端に座ってみました。
周囲がみんなお酒のカンを持っている(朝です)ので、私も三角公園前の自販機でカップに入った焼酎の水割りを。
何と100円。コーヒー飲料などは全て50円です。
これで違和感なく交じれるかと思ったのですが、服装でペケです。
明らかに外来の住人。
しかし見とがめられることもなく、30分ほど人々の話に耳を傾けていました。
そう云えば、三角公園にたむろしている人はほとんど高齢者です。
若者が仕事を探しに釜ヶ崎に来ても、肉体労働が多いここの求人では、とてももたないそうです。
そこでいきおい高齢者でも、その道一本の人が多くなってくるのです。
三角公園では週2回、食事の炊き出しがあります。
やっているのは数あるボランティア組織。
三角公園前にあるキリスト教系の組織では、建物の1階部分を解放して、炊事ができるようにしています。
近在のアパートやホテルでは煮炊きができなかったり、コインを入れてガスコンロを点ける仕組みになっているため、外食する人の方が圧倒的に多いからです。
しかしキリスト教系はこうしたボランティア盛んだけど、お寺さんと云うのはしないですね。
釜ヶ崎の路地を入ったら、偶然にこんなお猿さんを飼ってるのに出くわしました。
他にも大きなインコが居たり、なんとも釜ヶ崎の地に不釣り合いなのですが「手をふれないで!」の張り紙だけで、撮っていてもついに飼い主は現れませんでした。
もう一度、花園町に戻って、今度は花園町の西側にある鶴見橋商店街へ。
以外に活気にみちていて、シャッターを下した店舗なんて数えるほどしかありません。
自家製キムチ屋さんが多いですね。
あまり知られていませんが、西成区には在日韓国の人が多いのです。
丁度、商店街の中間あたりに大衆演劇の「鈴成座」と云うカンバンを見て、路地に入ってみました。
小ぶりな小屋ですが、外観は小奇麗で、釜ヶ崎界隈の小屋より立派でしたね。
当日券は1,500円ですが、時間があわなくて今日はパスしました。
商店街の中に不思議なお店発見。
古物屋は分かるのですが、ノレンは中からでないと読めません!
商店街の出口にある漢方の薬屋さんに繋がれてたワン公。
とっても人なつっこい。愛嬌タップリ。
鶴見橋商店街を抜けると、道路を隔てて津守商店街になっています。
もうここまで来ると閑散としてますね。
ほとんどシャッターが下りています。
津守商店街の路地で見かけたノラにゃんたち。
家の前にはたくさんの食器が。
栄養は足りてるようです。
歩き疲れました。
こんなに歩いたのは(休み休みとは言え)退院してから初めてです。
もう少しセーブしなきゃ。
「中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」
整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。
心あるボランティアのご尽力で「猫の部屋」と呼ばれる仮住まいを得ることができました。
すこしずつ里親さまも決まってきてますが、まだまだ多くの子供たちが良いご縁を心待ちにしています。
なを「中之島公園の猫たち」では恐縮ですが現金によるご支援は一切お断りしております。
beautiful.blue-eyesさんが、パーキングにいる猫ちゃんの里親募集をされています。
深刻なことに、近々パーキングの管理者が保険所に連絡する気配が。
もはや一刻の猶予もない状況となってます。
なんとか、いたけない子供たちを暖かく包み込んでいただけるお方(あるいは心当たり)あれば、ぜひサイトを覘いてあげてください。
ぜひ、この苦境を少しでも多くの方に知っていただけるよう、ご紹介もお願いいたします